端午の節句に飾りたい花菖蒲のアレンジメントを、初めての方でも分かりやすいように写真と動画で解説しています。
動画は、上部のリンクよりご覧ください。
お花の紹介
今回のメイン、花菖蒲です。
まだ開花していないので、分かりづらいですが、紫系の青いお花を咲かせます。
好みもありますが、スラっとした姿を見せるように、高く(長く)生けるのが似合います。
合わせるのは芍薬です。
開花時期が似ているので、『花菖蒲と芍薬』は、端午の節句のお花のでよく見かける組み合わせです。
芍薬は品種によりお花の咲き方が様々です。
こちらの芍薬は、花びらが多く丸くボリュームのある咲き方をする華やかなタイプで市。
ベル状のお花が連なって咲くこちらは、カンパニュラです。
アクセントにオンシジウムです。
花菖蒲と芍薬ははどちらも落ち着いた色合いなので、このような明るい黄色はアクセントになります。
お花屋さんでも常に人気のヒペリカムです。
このようなグリーンの品種も使いやすいです。
レースフラワーです。
葉物は、ナルコユリです。
今回は、これら7種類のお花を使い、アレンジメントを作ります。
器の準備
先ず、水を張ったバケツの上に吸水フォームをポンっと置きます。
この時、決して手で押してお水の中に沈めてはいけません。
無理に押して沈めると、外側がお水に触れるだけで、フォームの中央まできちんと水がしみ込まないからです。
直ぐにじわじわと水中に沈んでいくので、しばらく待ってください。
この様にお水の中に完全に沈むと、中央までお水をしっかり含んでいる状態でになっています。
そうなればお水から取り出し、使いたい器にセットします。
今回は、カゴに活けます。
アレンジメントのデザインにもよりますが、一般的には吸水フォームが器の口より数cm上に出ている状態にして、
コーナーを斜めに削ります。
斜めに削る事で、放射状にお花が入れやすくなるからです。
お花を入れる
先ず、花菖蒲を入れます。
背の高い方は、ほぼ垂直に挿しています。
低い方は、1本目よりお花1個分ほど短くし、やや手前に傾斜させます。
葉っぱ部分も後ほど使うので、カットするときに下の葉っぱを傷つけないようにして切り分けます。
大きく立体感もある芍薬は、ぐっと短くして使います。
挿す位置も作品の中央あたりにし、ずっしりとした安定感を出します。
次にナルコユリを入れます。
ナルコユリのように斑入りの葉っぱは作品を明るくします。
何本かの茎は、器の口に対して平行に挿し、足元を広げて安定させます。
先ほど切るときに外した花菖蒲の葉っぱも入れます。
花菖蒲のお花の前後に、自然に連なるように挿して、一体感を出します。
右手前の空間にヒペリカムを挿します。
印象的なお花なので、目立つ位置に挿すと効果的です。
カンパニュラは、いくつかに切り分けて使います。
真ん中よりやや後方にスペースが残っているので、そのあたりを埋めていきます。
カンパニュラとは反対側に、オンシジウムを入れます。
左右のバランスを取っていきます。
芍薬の後方にレースフラワーをふんわりと入れて完成です。
まとめ
今回は、端午の節句に飾る花菖蒲のアレンジメントを紹介しました。
細かな部分や立体感は、動画で見ていただくのも分かりやすいと思います。
上部のリンクより動画も併せてご覧ください。
今年は花菖蒲のアレンジメントと生け花を作りました。
花菖蒲の生け花はこちら⇩⇩⇩⇩⇩⇩