約60㎝の背の高い花器を使った生け花を紹介します。
こちらには動画もございます。
細かな部分や立体感などは、動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
上部のリンクより、動画も併せて是非ご覧ください。
お花の紹介
今回の枝物は姫南天です。
メインのお花は、芍薬。
芍薬のつぼみは、ピンポン玉ほどの大きさです。
それが徐々に膨らみ、右側のお花は、開花の直前です。
開花すると更に大きく広がります。
蕾の状態と開花後を比較すると、お花の大きさが非常に異なるので、
活ける時には、開花後をイメージしてスペースを確保しておくことが重要です。
サブのお花には、桔梗です。
和風なお花で、芍薬とは相性がいいと思います。
デュモサです。
ドライな質感の小花で、併せるお花によって可愛らしい印象になったり、シックな印象になったりします。
小菊。
葉物は、丸葉ルスカスです。
今回はこれら6種類のお花を使います。
花器を選ぶ
今回使用するのはこちらの花器。
背の高い黄色のガラス花器です。
高さは約60㎝あります。
通常、よく目にする一般的な花瓶や生け花用の投げ入れの花器は、20~25㎝前後のものが多いかと思います。
それと比較すると、とても背が高い。
ここまで背が高い花器の場合は、花器から横方向または、下向きに流れるような形に活けることが多いです。
今回も、横に広げるような形に仕上げます。
お花を入れる
先ず、姫南天を入れます。
葉先と花器の口元が同じくらいの高さになるような角度に挿します。
枝の部分はごく短くカットしてあります。
次に芍薬を入れます。
芍薬は、開花するとボリュームを増すので、短くカットして使います。
咲いた時に、花器の口元にお花が重なるくらいの長さにしています。
続いて桔梗を入れます。
桔梗は短めに切って、芍薬の後方に入れています。
後方に短いお花を入れることで、立体感が増します。
その後、丸葉ルスカスを入れます。
丸葉ルスカスの茎は柔らかいので、少しねじるようにしながら矯めて、下向きのラインを作っています。
それからデュモサを入れます。
デュモサは枝分かれしているところでカットし、芍薬の周囲に入れます。
芍薬と花器の口元の間などの細かな部分にも丁寧に入れていきます。
姫南天を追加します。
上部に飛び出している枝は取り除き、サイドに足します。
この辺りは、動画でご覧いただくと分かりやすいかと思います。
完成です。
まとめ
芍薬が開花しました。
今回は、背の高い花器に芍薬を活けました。
細かな部分や立体感は、動画で見ていただくとより分かりやすいかと思います。
上部のリンクより、是非動画も併せてご覧ください。
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