お花屋さんにあるお花の色の中で、案外少ないのは青い色のお花です。
反対に、意外に多いのがグリーン系のお花です。
お花屋さんに行くと、パッと目をを引くのは、キレイな赤や鮮やかな黄色、可愛らしピンクかもしれませんが、
グリーン系のお花はナチュラルにも渋くもなり、花束に使うと非常にオシャレです。
グリーン系のお花にはどのような種類のお花があるのか、どんなお花と組み合わせると格好がいいのか、などグリーン系のお花の魅力を紹介します。
主役になるグリーン系のお花
お花屋さんの中で主役と言えばやはりバラです。
グリーン系のバラにはいろいろ種類はありますが、全体的に白に近い明るいグリーンが多いです。
同系色のグリーンのお花や白いお花を合わせると、きりっとした印象になり、男性向けの花束としても使いやすい色味になります。
1本の茎から枝分かれをしてたくさんのお花を付けているものをスプレー咲きと言い、そのスプレー咲きのバラ、スプレーバラにもグリーンの品種があります。
丸く広がって咲く小さなお花で、それだけを単品で活けてもナチュラルで素敵ですし、他のお花に添えても控えめながらも存在感があります。
バラと人気を二分するトルコキキョウにもグリーン系の品種があります。
中央付近にたくさん入っている、八重咲きでフリル状の花びらお花が、トルコキキョウです。
お花1つ1つが非常に大きく立体感もあり、豪華な印象のお花です。
他の色は使わずに同系色のお花や葉っぱだけでまとめると、トルコキキョウの上品さが際立ちます。
名脇役のグリーン系のお花
もちろん単品で活けても素敵ですが、他のお花に添えたときにいい具合の存在感を出すグリーン系のお花をいくつか紹介します。
グリーンのカーネーションは、くせのないキレイな淡いグリーンです。
ですので、目立たせたい色の背景として自然に存在することが出来ます。
花びらの表面はヒラヒラとしていますが、他のお花の邪魔をするほど個性が強くありません。
グリーンのピンポンマムは、とてもいいアクセントになります。
鮮やかな黄緑色、ころんと丸いフォルムは他のお花にはない個性なので、アレンジメントの中で目に留まりやすいですが、決してバラより目立つことはありません。
お花屋さんに置いていると、単品でも人気のあるのがビバーナムです。
小さなアジサイの様なお花です。
お花はこのようなライムグリーンから徐々に白っぽく変わっていきます。
コロンとした形を見せて飾ると可愛らしいです。
他に単品でも人気のあるお花と言えばヒペリカムです。
正確には、お花が終わった後の『実』です。
花束に使用する時も、このくらいの割合で十分に存在感を出してくれます。
真っ先に目に入って「これ、何?」とおっしゃるお客様もいるくらいです。
中央のオレンジのバラの周辺にあるモシャモシャしているのが、テマリソウです。
ナデシコの仲間ですが、パッと見ただけでは分かりませんね。
葉っぱを見れば、ナデシコの仲間だなって気がします。
紹介した緑色のお花の中では一番葉っぱっぽい感じがします。
葉っぱっぽいという点を強調して、こんな活け方も面白いです。
お花屋さんに行けば、おそらく何かグリーン系のお花を目にすることが出来るはずです。
グリーン系のお花だけを飾るのも素敵です。
お花好きな方には、グリーン系だけでまとめた花束も粋でオシャレで喜ばれます。
ここで紹介したのはほんのわずかです。
是非お花屋さんに行って、グリーン系のお花を実際に見てみて下さい。
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