しっかり矯める 背の高い黄色のガラス花器を使って

B!

すっかり秋らしくなって久しいのですが、最近ようやく我が家の子供服のクローゼットにも長袖が登場しました。

 

子どもたちはいつまでもノースリーブや半袖を着たがるのですが、さすがに最近は見ている方が寒そうになってきました。

 

ようやく秋の支度をした我が家ですが、

今週の定期配達のお花は、『とても秋らしい』というお花や色彩というわけではありませんでした(笑)。

 

 

 

お花の紹介

主となるのは、石化えにしだです。

 

一度見たら忘れない、独特な姿。

 

柔軟性が非常に高いので、自由に曲げて形を変化させられます。

 

とても創作意欲の湧く花材です。

 

 

メインのお花は、LAリリーです。

 

1輪は程よい大きさで、花数もしっかりついているので、1本で十分インパクトの出るユリです。

 

LA リリーは2本入っています。

 

 

 

サブのお花には、唐辛子です。

 

前回の定期配達のお花に続いての唐辛子です。

色合いが異なると、雰囲気がまた違いますね。

 

 

葉物にはロべが2枚入っています。

 

大きく活ける時に使いやすい花材です。

 

 

花器を選ぶ

石化えにしだで曲線を出そうかな。

 

LAリリー唐辛子の色は黄色系。

 

という点から考えて、選んだのはこちら。

 

とても背の高い黄色のガラス花器です。

 

高さは約60㎝と、通常投げ入れで使用する花器の役2倍の背の高さがあります。

 

今回は花器の口元にボリュームを出し、そこから石化えにしだの曲線が流れ出るような姿に活けようと思います。

 

 

お花を活ける

まず、石化えにしだを活けます。

 

それぞれの個性をしっかりと見て、お花の向きと活ける位置を決めます。

 

活ける位置が決まったら、次は『矯め』の作業です。

 

私の場合は、えにしだの曲げたい位置の下に左手の人差し指を、曲げたい位置の上に両方の親指を添え、少しずつ指を移動させていきながら、軽く力を加えます。

 

石化えにしだの場合は柔軟性があるので、強い力を加えなくても、枝は徐々にカーブしていきます。

 

石化えにしだは、『矯め』の作業で折れてしまう事が少ないので、『矯め』の作業を挑戦しやすい花材です。

 

 

次にLAリリーを活けます。

 

2輪が咲いている状態なので、今回は使用するのは1本で十分です。

 

一番下の1輪が、きっちりと咲いた時に花器の口元に来るように長さを決定します。

 

 

次にロべを活けます。

 

ロべの葉は大きいので、今回は葉っぱの途中でカットし、3つのパーツに分けて使用します。

 

ロべは2本ありますが、まずは1本のみを使用します。

 

 

その後、唐辛子を活けます。

 

今回は口元付近にボリュームのある活け方なので、唐辛子は枝分かれしているところでカットして短くしてから活けます。

 

最後にもう1本のロべを、お花の後方上部に入れて完成です。

 

 

 

まとめ

今回使用した背の高い黄色のガラス花器は、タメの効く花材との相性が非常にいいです。

 

この花器の得意とするお花の活け方は、上から下へと流れるようなラインのある活け方です。

 

少し個性のある花器ですが、非常に背の高い花器があると定番の活け方が1つ増えるので、あると便利な花器です。

 

 

 

 

 

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