5月5日の端午の節句に、花菖蒲を飾ってみませんか?
生け花は難しそう、という方にも分かりやすく、写真付きで解説しています。
上部には動画のリンクもございます。
細かな部分や立体感などは、動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
動画も併せて、是非ご覧ください。
お花の紹介
先ず今回のメインの花材、花菖蒲です。
まだ開花していないので、イメージがわきにくいかもしれませんが、紫がかった青色のお花です。
細い茎を見せるように高く活けると美しいです。
芍薬です。
つぼみはピンポン玉ほどの大きさですが、開花するとこどもの手のひらくらいの大きさに広がる華やかなお花です。
開花時期がピッタリ合うので、花菖蒲と芍薬はよく見かける生け花での組み合わせです。
サブのお花には、アルストロメリア。
アクセントには、エリンジウムです。
トゲトゲとした質感の面白いお花です。
ブルーともグレーともいえるような色合いも魅力です。
レースフラワー。
スモークグラス。
葉物は、ナルコユリです。
今回は、これらの花材を使います。
花器を選ぶ
花菖蒲は、スラっとした立ち姿が美しいお花です。
縦長の形に合う花器はこちら。
黒の半球形の花器です。
中に剣山を入れて使います。
お花を入れる
花菖蒲を入れます。
先ず一番背の高い1本目は、ほぼ垂直に。
向かって左手の2本目は、1本目よりやや短めに。
向かって右側の3本目は、わずかに角度を付けて手前に倒します。
芍薬は2本とも高低差はありますが、低い位置に入れます。
面の大きなお花は、低い位置に入れることで安定感が出ます。
花菖蒲が直立しているので、ナルコユリは放射状に広げて入れ、足元を安定させます。
ナルコユリの葉っぱのように、斑入りの葉っぱは明るいので、
お花の周辺に入れると全体がパッと引き締まります。
中央に短めにカットしたアルストロメリアを沈めます。
今回メインの花菖蒲や芍薬は、いずれも強い色ではないので、黄色のアルストロメリアも低い位置に入れ主張しすぎないようにします。
左の足元にエリンジウムを入れます。
質感が面白く目を引くお花は、目立つ位置に入れるとアクセントになります。
写真では分かりづらいですが、
花菖蒲の間、芍薬の後方あたりにスモークグラスを入れています。
写真では見えるか見えないかくらいの繊細なお花ですが、
実際に使うと雰囲気づくりに欠かせないお花です。
中央の手前の空間にレースフラワーを入れて、完成です。
まとめ
今回は、端午の節句に飾りたい、花菖蒲の生け花を紹介しました。
細かな部分や立体感は、動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
是非、上部のリンクより動画も併せてご覧ください。
3日後、花菖蒲のお花が開花しました。
今年は、花菖蒲の生け花とアレンジメントを作りました。
花菖蒲のアレンジメントはこちら⇩⇩⇩⇩⇩⇩