春はお花の咲いている枝物がたくさん出回ります。

 

今回は春の花木を使った生け花です。

 

生け花初心者の方にも分かりやすく、写真付きで生け方を解説しています。

 

こちらのページの一番上には動画もあるので、併せてご覧ください。

 

お花の紹介

レンギョウ

まず、枝物はレンギョウです。

 

鮮やかな明るいイエローが春の訪れを告げる花木です。

 

 

 

 

カーネーション

メインのお花はカーネーションです。

 

写真では分かりづらいですが、白ベースに花びらの端が少しピンク系になっている品種です。

 

可憐な印象がします。

 

 

 

 

 

スプレーストック

スプレーストックです。

 

1本の茎に1つ(1かたまり)のお花が咲いている咲き方のお花に対して、

1本の茎から枝分かれし、複数のお花(複数のお花のかたまり)が付いている咲き方のことを『スプレー咲き』といいます。

 

スプレー咲きのお花の代表的なものとして、スプレーバラ、スプレーカーネーション、スプレーマムなどがあります。

スプレーバラ

上の写真は、スプレーバラです。

 

スプレー咲きのお花は、概して1つ1つのお花が小さいものが多いです。

 

ボリュームも出しやすいので、生け花やアレンジメントでも重宝します。

 

 

 

 

丸葉ルスカス

葉物は丸葉ルスカスです。

 

 

 

今回はこれら4種類の花材を使用します。

今回の花材

 

 

 

花器を選ぶ

レンギョウのすべてのお花が開花すると、華やかさがありますが、お花の本数やボリュームは少なめ。

 

という事で今回選んだのはこちらの花器。

白の三日月形の花器

白の三日月形の花器です。

 

底が広いので、中に剣山が入ります。

 

深さのある水盤として使います。

 

 

 

お花を入れる

三日月形の花器ですが、今回はこちら向きに使用します。

白の花器

こちら向きに使用すると縦に細長い花器ですが、サイドに切れ込みが入ったようになるので

お花と花器が一体化した動きのある作品を活けることができます。

 

 

 

 

レンギョウを入れる

まず、枝物レンギョウから入れます。

 

レンギョウの細長い方枝は、垂直に近い角度に立てて入れます。

 

もう1本のボリュームのある方の枝は、1本目の3分の2程度の長さにカットします。

 

2本目のレンギョウはやや手前に傾斜させて入れます。

 

 

 

 

スプレーストックを入れる

次にスプレーストックを入れます。

 

スプレーストックは短めにカットし、レンギョウよりも少し低い位置に入れます。

 

 

 

 

丸葉ルスカスを入れる

それから丸葉ルスカスを入れます。

 

丸葉ルスカスは、2本のレンギョウの間、レンギョウとストックの間にそれぞれ入れます。

 

間にグリーンを挟むことで、お花の存在がはっきりとします。

 

 

 

 

カーネーションを入れる

最後にカーネーションを入れます。

 

カーネーションは花器の中央付近や低い位置に入れ、作品の下の方にボリュームを出します。

 

さらに、少し残っているレンギョウの枝を後方にプラスして完成です。

 

 

 

まとめ

レンギョウの生け花

今回は春の花木、レンギョウを使った生け花です。

 

この作品を活けるポイントは、

前後にある程度ボリュームを出すことです。

 

縦長の作品なので、左右の幅は小さいです。

 

正面からの写真では分かりづらいですが、少し横から見ると。

 

サイドから見たところ

前後にはある程度のボリュームがあります。

 

前後にボリュームがあり後方にも短いお花も入っている事で、正面から見た時に立体的に見えます

 

記念写真のように、後ろが高く前が低い階段状にお花を並べてしまうと立体感のない平面的な作品になってしまうので、

後方に短いお花を入れるよう意識しながらお花を挿してください。

 

 

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