お花を活ける時に必要な道具 ハサミ編

B!

「家にお花生けてみよう。」と思った時に、必要なものは何でしょうか?

 

まず思い浮かぶのは、お花を活ける花瓶でしょうか?

 

もちろん花瓶も必要ですが、お花を活ける時には『はさみ』が非常に重要です。

 

切れ味の良いさびにくいお花専用のハサミを1挺(ちょう)ご用意されることをおすすめします。

 

花瓶について

花瓶は大小取り交ぜ数種類あるに越したことはないですが、代用できるものは色々あります。

 

例えば、余もう使わなくなったグラスやカップ。

 

 

それから、スイーツの入っていた器。

 

これらはプリンの入っていた瓶です。

 

6つそろっているので、直線に並べたり、円形に配置したり、色々な並べ方で楽しめます。

 

息子のお誕生日会には、数種類の赤系のお花を活けてテーブルに飾りました。

 

 

その他、お土産で頂いたり買ったりする小さなサイズのお酒やジュースの瓶。

 

これは、もう何十年も前にお土産で買った地酒が入っていた瓶です。

 

三角錐が少しねじれたような形がユニークで、いまだに重宝しています。

 

瓶の口がスクリューでないのですっきりしているという点も気に入っています。

 

この様に、花瓶の代用品は様々あります。

 

生け花用の壺や水盤となると、代用品で活けるのはなかなか難しいですが、テーブルやコーナーに飾るお花は必ずしも花瓶がなくてはならない事はありません。

 

はさみについて

しかしハサミに関しては、家にある別の用途のハサミを使うのはおすすめしません。

お花には、ガーベラの様にやわらかい茎。

 

バラの様に少し硬めの茎。

 

「テーブルにちょっとお花を活けてみよう。」という時、生け花で使用するような太い枝物は使わないかもしれませんが、私もよく紹介しているヒペリカムは、細いながらも枝ですので、ある程度の硬さはあります。

 

ミスカンサスの様に平たく薄い葉っぱもあります。

 

このように、お花には様々な硬さがあります。

 

ですから、様々な硬さのものに対して切れ味の良いお花用のはさみが必要となってくるのです。

 

更に、切れ味の良いハサミを使用することで、お花の持ちも良くなります。

 

簡単に言うと、お花の茎の中にはお花が吸ったお水が通る管があります。

 

切れ味の悪いハサミで切ると、その管がつぶれてしまいます。

 

その結果、お花の水上りが悪くなり長持ちしなくなってしまいます。

 

切れ味の良いハサミで切ることで、お水の通る管をつぶさずお花を長持ちさせることが出来ます。

 

ちなみにこれらがわたしが普段使用しているハサミです。

 

生け花用のはさみです。

 

長年使用しているものですが、硬い枝・やわらかい茎・薄い葉っぱなどどのような硬さの植物もよく切れます。

 

ただハサミの柄に指を入れるところがないので、使い慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。

 

テーブルのお花を活けたり、一輪挿しのお花を切る時には、ナイフも使います。

 

ナイフも、お花の茎を押さえつけて切るのではなく、引いて切るので、お花の茎がつぶれにくくお花を長持ちさせることが出来ます。

 

こちらも使い慣れるには少し練習が必要です。

 

 

まとめ

美しく飾ったお花を少しでも長持ちさせるには、良く切れるハサミが不可欠です。

 

切れ味の良いハサミで切る事で、お花の茎をつぶさずお花の水上りを妨げないので、お花を長持ちさせることが出来ます。

 

家にある他の用途のハサミで代用せずに、是非お花専用のハサミをお持ちください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新の記事はこちらから