美味しそうだけど、食べられない。花ナスの生け花

B!

9月に入り、すっかり涼しくなりました。

 

と思っていたら、昨日は再び夏の日差し。

 

とは言っても、虫の声、空の雲などを見ると、やっぱりもう夏ではないというのを実感します。

 

今週の生け花は、この時期らしい花材が中心です。

 

 

 

お花の紹介

主になる枝物は、花ナスです。

 

プチトマトサイズの可愛らしい実がギュッと並んでいる枝物です。

 

とっても美味しそうに見えますが、残念ながら(?)食べられません(笑)

 

 

 

メインのお花は、鉄砲百合です。

 

今回はの鉄砲百合は、1本の茎に1輪だけお花が付いているスッキリしたものです。

 

 

 

サブのお花1つめはアスターです。

 

サブのお花2つめはヘレニウムです。

 

 

 

 

そして葉物はドラセナ ゴッドセフィアナです。

 

 

 

 

花器を選ぶ

今回の花材、花ナスはスワッグにも使われることがあります。

 

つまり、お水がなくても大丈夫ですので、自由度が増します。

 

そこで選んだのがこちらの花器。

漢字の『回』の字の様な黒の投げ入れ花器です。

 

今回はここにサイドに広がるような形のお花を活けていきたいと思います。

 

 

 

お花を入れる

先ず、花ナスを入れます。

 

先程言いましたように、お水がなくても構わないので、
2本の枝を組み合わせてサイドに大きく伸ばします。

 

 

次に鉄砲百合を入れます。

 

鉄砲百合は少し、サイドを向けた形もとても美しいので、
真正面を向けずに少し横を向けて入れます。

 

 

その後、ドラセナゴッドセフィアナアスターヘレニウムの順に入れていき完成です。

 

順に説明すると、ドラセナを花ナスの枝に添えるように、そして鉄砲百合の周囲に少しボリュームが出るように入れます。

 

中央付近に鉄砲百合が入っているので、

それより向かって右側にアスターを、左側にヘレニウムを入れます。

 

花ナスの色味が右側の方が黄色系、左側の方がオレンジ系になっているので、

それらと同化しないように、アスターとヘレニウムを配置を決めました。

 

今回はサイドに伸びた形に活けているので、

高さを出さないように気を付けてお花を入れていきます。

 

 

 

まとめ

今回は、花ナスを使ったサイドに広がる形に仕上げた生け花です。

 

この作品を活けるポイントは、サイドに長い形なので、高さは出さない事

 

厚みは少ない作品ですが、この時も必ず後方にも短いお花を入れて、

お花の並び方が前が低い階段状にならないようにする事、の2点です。

 

厚みの少ない作品こそ、しっかりと奥にも短いお花を入れて立体感を出す事が重要です。

 

お花を平面的に並べてしまうと、動きのない1枚の板のようになってしまい、イキイキとした作品に仕上がりませんので気を付けましょう。

 

涼しくなってきたので、先週のお花もまだ綺麗な状態で残っています。

 

どこに置くか。。。

 

嬉しい悩みです。

 

 

9月の第3日曜日は敬老の日。お勧めのお花を紹介しています⇩⇩⇩⇩⇩

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