お月見の花を活けました。
上部には動画もございます。
細かなところや立体感は動画も分かりやすいかと思います。
併せてご覧ください。
お花の紹介
まずはススキ。
秋の収穫の感謝の意味を込めて、お月様にお供えがされていました。
この時期はまだ稲穂は実っていないので、ススキを稲穂に見立てて飾っていたのが、お月見にススキを飾る理由だそうです。
メインの花はりんどうです。
秋を代表するお花、ススキとの相性も良いです。
ソネットカーネーションです。
立体的ではなく平面的に咲くタイプのカーネーション。
可憐な印象があります。
藤袴(フジバカマ)です。
ススキと共に、秋の七草の中の1つです。
くすんだピンクベージュの粋なお花です。
吾亦紅(ワレモコウ)です。
茶系のお花は、秋らしいシックな印象にまとめる事ができます。
スプレーマム。
葉物はベビーハンズです。
今回は、これら7種類のお花を使い、お月見のお花を活けます。
花器を選ぶ
ススキは直線的にすっきりと活けるのが似合うので、花器もシンプルに。
選んだのは、こちらの花器。
波型の横長の花器です。
剣山は、向かって左端に置いています。
お花を活ける
先ずは、ススキを挿します。
1本目はほぼ垂直に。
2本目はやや前傾させて。
3本目は少し短めに、と変化を付けます。
りんどうも、3本の角度や向き、長さが同じにならないように挿します。
次にベビーハンズを挿します。
花器の口元を覆うように、水平に近い角度で、りんどうの下に入れます。
続いて、ソネットカーネーションを入れます。
作品の中央あたりに、高低差を付けて挿します。
今回のりんどうは、比較的長さがありましたので、カットした下の方が残りました。
そのカットした部分も、最初に入れたりんどうの脇に追加します。
スプレーマムも、作品の中央付近の先に挿してあるお花とお花の間に入れます。
お花同士が同じ長さにならないように、凹凸を付けます。
ベビーハンズの根元に、フジバカマを挿します。
低い位置に入れ、足元のスカスカ感を除きます。
最後に、ワレモコウを入れます。
今回は異なる長さのお花が一緒に活けてあるので、空間があって物足りなく感じる部分にワレモコウを散らします。
ワレモコウがふんわりとするようにあまり詰め込み過ぎずに。
完成です。
まとめ
今回は、お月見の花を活けました。
お花同士をくっつけ過ぎず、秋の風が通り抜けるようにゆったりと挿すと、
1つ1つのお花の美しさが際立ちます。
詳細は動画でもぜひご確認ください。