クリスマスの生け花 山帰来・ピンクッション・胡蝶蘭

B!

今週はフローリストいかるがさんさんのお花を使った、クリスマスの生け花を紹介します。

 

フローリストいかるがさんは、奈良県の田原本町にあるお花屋さんです。

 

店長さんのお花のチョイスがとても素敵なので、母の日や誰かのお誕生日など、お花のギフトはいつもこちらでお願いしています。

 

今年の9月から、生け花用のお花を月に2回、配達してもらっています。

 

今回は12月の中旬ということで、クリスマスの生け花です。

 

立体感や細かなところは動画で見て頂くと分かりやすいかと思います。

 

上部に動画のリンクもございますので、併せてご覧ください。

 

 

 

 

お花の紹介

山帰来(サンキライ)です。

 

この時期、雑貨屋さんなどでもリースとして売られているのを見たことがある方も多いかと思います。

 

鮮やかな赤い実がクリスマスっぽさを出してくれるので、この時期重宝される枝です。

 

枝に少しトゲがあるので、活ける時は気を付けて扱ってください。

 

今回もそうなのですが、お水には浸けずに売られている事が多いです。

 

活ける時もお水ののことを考えずに使えるので、使い方は自在です。

 

クリスマスが終わっても、そのままお正月の飾りとしても引き続き使えるというのも嬉しいです。

 

 

 

 

サンゴミズキです。

 

こちらも、クリスマスのデコレーションとしてこの時期によく使われる枝物です。

 

直線的な枝ですが、枝自体は柔らかいので、軽い力で矯めることができます。

 

曲線にしたり、もっと曲げてリースにしたり、とこちらも使い方は自由です。

 

 

 

 

ピンクッションです。

 

その名前の通り、針の刺さった針山のような姿のお花です。

 

プラスチックっぽい質感の面白いお花です。

 

 

 

 

カーネーションです。

 

緑色のお花は、案外種類が豊富にあります。

 

緑色のお花には、同じ緑の色だとしても葉物を使うのとはまた違った魅力があります。

 

(緑色のお花について詳しくはこちら。)

 

 

 

 

薩摩杉です。

 

関西では薩摩杉、関東では氷室杉と呼ぶそうですが、今回は私が聞き慣れている氷室杉の名前を使用します。

 

 

 

 

胡蝶蘭です。

 

中輪の胡蝶蘭を、今回は根の付いた状態のポットでもらいました。

 

 

今回は、これら6種類のお花を使います。

 

 

 

花器を選ぶ

今回は、花材も豊富でボリュームがあります。

 

山帰来を下に流れるように使いたいと思うので、少し背の高い花器を使います。

 

選んだのはこちらの花器。

白のトーチ型の花器です。

 

高さは約47cmあります。

 

一般的によく見かける投げ入れの花器は、25~30cmほどなので、背の高い花器といえます。

 

 

 

お花を入れる

先ず、サンゴミズキを入れます。

 

サンゴミズキの枝は柔らかいので軽く矯め、床面と水平に近くなるような角度に挿します。

 

長さが花器の2倍程と、やや長めに設定します。

 

 

 

 

次に薩摩杉を入れます。

 

薩摩杉は花器の口元に敷き詰めるように使うので、短めにカットし左右に振り分けて入れます。

 

 

 

山帰来を入れます。

 

山帰来はお水に浸けないので、他の枝と組んだり絡ませたりして留めることができます。

 

この枝は、使わないサンゴミズキの枝を使って留めてあります。

 

 

 

 

更に山帰来を足します。

 

薩摩杉の中に赤い実がちらほら見えて、だんだんクリスマスっぽくなってきました。

 

 

 

 

短くカットしたカーネーションを、薩摩杉の間からのぞかせます。

 

角度や向きを変えて3本入っています。

 

 

 

 

続いてピンクッションを、向かって左側のカーネーションの入っていない方に入れます。

 

 

 

 

再び山帰来を足します。

 

 

 

最後に胡蝶蘭を上から流れるように被せて、完成です。

 

 

 

まとめ

今回は、クリスマスの生け花を作りました。

 

細かなところや立体感は、動画で見て頂いても分かりやすいかと思います。

 

上部にリンクもございますので、併せてご覧ください。

 

 

 

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