先週、お月見のお花を活けました。
切り花はお花ごとに『日持ち』が違います。
1本(もしくは数本)が傷んでしまった時には、思い切って活け替えをするのがおすすめです。
今回は、一番背の高く活けたススキの穂が広がってきて、ふわふわと舞い始めてしまったので、それを抜くことにしました。
他の2本のススキはまだ活け始めた時とそれほど変わずでリンドウも美しかったのですが、一番背の高いススキを抜くと全体のバランスが悪くなってしまうので、思い切って全部を活け替える事にしました。
追加で買ったお花
リンドウもピンク、アナスタシアもピンク系、ということで、同系色でまとめることにしました。
赤紫のボール状のお花、千日紅です。
今回はこれを3本追加しました。
今回買った千日紅には、1本に大きなお花が1輪と、少し下の方で枝分かれをしていて数輪お花がついている少し長めのお花でした。
今回買ったのは1本100円で、丈の短いものならもう少し安くで手に入る時もあります。
今回の花器
お花が同系色という事で、似たような紫のガラスの花器に活けることにしました。
トップの写真は床が茶色なので、花器の色がはっきりと分かりにくいですが、このような紫色です。
ガラスの花器というと夏のイメージですが、この紫の花器は少し厚手で色も落ち着いているので、季節を問わず使いやすいです。
お花をピンクから紫のトーンでまとめたので、黄色のオンシジウムは別に活けることにしました。
傷んでいるお花は取り除き、枝分かれしているところでカットすると、15㎝から20㎝のお花が8本ほど取れました。
今回はこれが娘の生け花の材料になり、使わなくなった透明グラスに活けていました。
このように、生け花は茎にある程度の長さがある状態で活けてあるので、もしその中の1本(もしくは数本)が傷んでしまったとしても、活け替えが可能です。
その場合は徐々に短くなっていって、最終的にはテーブルの上の1輪挿しになるまで、長期にわたって飾れるのが良いところです。