オリエンタルリリー、ガーベラ、カスミソウ。
花束でよく見かける組み合わせです。
今回はこれらの花材を使った生け花を紹介します。
上部には動画もございます。
細かな部分や立体感は、動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
是非、動画も併せてご覧ください。
お花の紹介
オリエンタルリリーが2本。
ガーベラ。
カスミソウ。
デルフィニウム。
スプレーカーネーション。
今回は、これら花束でよく見かける組み合わせのお花を使います。
花器を選ぶ
今回は枝物や葉物はなく、お花だけの生け花です。
横に広がるような形に仕上げようと思います。
選んだのはこちらの花器。
波型の横長水盤です。
花器の両端にそれぞれ剣山を入れています。
お花を入れる
先ず、オリエンタルリリーを入れます。
長さがあるのでカットした下の方のお花は後ほど使います。
花器の長さよりやや長めにカットし、水平に近い角度に倒して入れます。
葉っぱもすべて残しておくと暑苦しいので、間引いてスッキリさせます。
2本目のオリエンタルリリーも同様に葉っぱを整理して、お花を見やすくします。
前方から後方に向けて傾斜させて挿します。
次にカスミソウを入れます。
カスミソウは、メインのお花よりも飛び出さずに入れるときれいにまとまります。
ここでは、オリエンタルリリーよりわずかに短くなるような長さに切り分け、
オリエンタルリリーの下にふんわりと広げます。
先ほど外しておいたオリエンタルリリーのお花を追加します。
元々の枝と自然につながるような角度や向きで挿します。
その後、ガーベラを入れます。
ガーベラは、オリエンタルリリーのお花とお花の間に短めにカットして挿します。
お花の面を上に向けて入れると、生き生きとした感じがします。
全体の形を見て、カスミソウを追加します。
この時もカスミソウが長すぎないように、飛び出さないように注意して長さを決めます。
それからデルフィニウムを入れます。
花びらも薄く繊細なデルフィニウムは、蝶がお花の上を舞うようなイメージで、
お花よりやや長めに軽やかに入れます。
スプレーカーネーションは、水面に近いところや他のお花の後方に入れます。
赤い色は目立つので、今回は控えめにひっそりと入れて、色のバランスを取っています。
完成です。
まとめ
今回は、ユリ・ガーベラ・カスミソウといった、花束でよく見かけるお花を使った生け花を紹介しました。
この作品を活けるポイントは、
カスミソウを長くし過ぎないこと、
ブルー・ピンク・赤、と色がバラバラなので、全ての色を前面に出さず、色をしぼること、
の2点です。
ユリは、えだの下の方から順番に咲いてくるので、メンテナンスをしながら長く楽しむことが出来るお花です。
6月の第3日曜日は父の日です。おすすめのお花やお花の配送を注文するときののポイントはこちら⇩⇩⇩⇩⇩⇩