性格にもよりますが、私は何事においても予約をしておくのが好きです。

 

クリスマスケーキ、もうすぐ発売になるコスメ、CD(年代的に音楽は配信ではなくCDです。)、レストラン。

 

そして、色々な用途で贈るお花に関しても予約をしておきます。

 

行き当たりばったりよりも予約をしている方が安心するからです。

 

お花を贈る時には予約をした方がいいのでしょうか?

 

元お花屋さんの私が、お花屋さんの立場、お客様の立場のそれぞれから予約について考えてみます。

 

 

予約は必要なのか?

お花屋さんの立場から

花市場

お花屋さんという立場から見た時、まず予約をして頂けると安心してお花を仕入れることが出来ます。

 

お花は生き物です。

 

ですから、『もしもの時の為に、いつか使えそうだからとりあえず在庫を抱えておく』という事の出来ない品物なのです。

 

もちろん、お花屋さんは常時様々なお花を置いています。

 

幅広いお客様に対応できるように、人気のお花を広範囲にわたり置いているお花屋さん。

 

そのお店のカラーを打ち出すために、店主の好みのお花に絞って仕入れをしているお花屋さんなど、そのスタイルには差がありますが、色々なお花を扱っています。

 

ただし、置けるお花の量には限りがあります。

 

赤いバラ

街中のごくごく普通のお花屋さんで、「いつ還暦のお祝いの赤い花束の注文が入っても大丈夫なように、赤いバラを常時60本置いています!」という所はほとんどないでしょう。

 

ですが、ご予約をしていただけると確実に赤いバラを60本そろえておくことが出来ます。

 

『お客様のご希望の種類のお花を確実にお渡しする。』

 

まずこれが1つ目の予約をおすすめする理由です。

 

待ち合わせの時間が気になる

そして次に待ち時間です。

 

お客様が来店され、ご要望をお聞きしお花を選んで、実際に花束やアレンジメントを制作しお会計をするまで、少なくとも15分ほど時間を要します。

 

お花屋さんで働いていた頃、「15分ほどお待ちください。」と伝えると、「そんなにかかるの!」と驚かれるお客様、そんなに待てないからと買わずに帰られるお客様も多くいらっしゃいました。

 

そのために、お花屋さんは作り置きのアレンジメントをいくつか置いて、お急ぎのお客様にすぐに対応出来るようにしています。

 

そのお店の売れ筋の価格帯のアレンジメントを数種類店頭に並べています。

 

お花屋さんによっては、作り置きの花束を用意してあるところもあります。

 

作り置きの花束やアレンジメントは、季節のお花を使ってあったり、人気のあるお花や色を使っています。

 

待ち時間なく選ぶことが出来、とても手軽です。

 

ただその反面、どなたにでも人気のある典型的なお花になりがちです。

 

もちろん作り手により個性は出ます。

 

大勢スタッフのいるお花屋さんに勤務していた時、アレンジメントを見ると誰が作ったのかは想像できました。

 

つまりお花の選び方や活け方にはその人らしさが出ます。

 

ただ、作り置きの商品を作る時には、やはりどなたにでも好かれそうなお花・色味を使うので、悪く言うと無難なアレンジメントになってしまいます。

 

もしご予約をいただいていたら、よりお客様のお好きなお花や色味を使って仕上げることが出来ます。

 

更に、お客様に合わせたお花をご提案することも出来ます。

 

もし、時間に余裕があるならば、お客様がお店に来られた時に実際にお店にあるお花を見ながら、ご用途やお好みをお聞きして制作するのがベストです。

 

時計

ただ、お花屋さんに来られるお客様のほとんどは、この後すぐにご予定がおありです。

 

これから発表会を見に(聞きに)行く、このあと送別会がある、今からデート、などそれぞれのご予定の少し前にお花屋さんに立ち寄られます。

 

お客様が来られて、すぐに制作に取り掛かれる場合はいいのです。

 

ただ、街のごく普通のお花屋さんの中には、たった一人でお店をを担当している場合も多くあります。

 

私もそういう店舗で仕事をしていたこともあります。

 

思いがけず多くのお客様がほぼ同時刻にご来店された日には、お待ちいただくという事もありました。

 

1つのアレンジメントや花束を作るのにかかる時間が15分だとしても、あなたの前にお客様が数人いらっしゃったとしたら、、、?

 

お約束の時間に遅れてしまいます!

 

お花屋さんも、お客様の心に残る素敵な花束やアレンジメントを作りたいと思っているので、ご予約をして頂けると嬉しいのです。

 

これが、お花屋さんの立場からご予約をおすすめする2つ目の理由です。

 

 

お客様の立場から

もし私が友人の誕生日プレゼントに花束を買おうと思って行ったお花屋さんにお花が少ししかなかったら、そこでは買わずに帰るでしょう。

 

近くに他のお花屋さんがあればそこに行くか、そうでなかったら今回はお花のプレゼントは諦めて他の品物を探します。

 

たとえお花屋さんの仕入れの日がいつなのかを知っていて、何曜日に行くとお花が豊富かを分かっていたとしても、お花を買いたい日がその曜日に重なるとは限りません。

 

もし予約をしていたら、希望のお花をその前の仕入れ日に用意しておいてもらえたり、必要なお花は売り切れる前に取り置きをしておいてもらえたりが可能です。

 

つまり、お客様の立場からと、「お花がなくてがっかり。」というのを防ぐことが出来ます。

 

同時にお約束の時間に取りに行くと、たとえお店が込んでいてもお花を受け取って次の約束に遅れる心配もありません。

 

お客様の立場からも予約をしておくと安心と言えます。

 

 

予約の仕方

事前にお花屋さんに行く時間がある場合

初めて行くお花屋さんの場合には、一度お花屋さんに行って相談したうえで予約が出来ればベストです。

 

先ほども述べましたが、色々なお花を幅広く仕入れているお店、好みのに絞って仕入れているお店など、お花屋さんの仕入れ方にもそれぞれのお店の個性があります。

 

お花屋さんに行って、お店自体の外観や内装などの雰囲気・仕入れてあるお花の色やラッピングの色合いなどを見てみると、その個性が何となく伝わってきます。

 

そうすると、可愛らしい・ナチュラル・シックなど、そのお花屋さんの得意分野がある程度想像できます。

 

一度お花屋さんに行ってみて相談してから予約をすることで、取りに行ったとき思っていたイメージと全く違うお花が用意されていたという事が、かなりの確率で防げます。

 

もし、「お花の好みもそこまでないのでお任せで注文するつもりだ。」という場合でも、お店に行って注文することで、大きさの目安を知ることが出来ます。

 

アレンジメントの場合も、花束の場合も、お店ににより大きさに違いがあります。

 

切り花単品の価格の差もありますが、それ以上に作り方の差もあります。

 

ボックスアレンジ

例えばアレンジメントの場合、お花の茎を短くカットして、アレンジメントを活けるカゴや箱に並べるように仕上げるお花屋さんもあります。

 

高さのあるアレンジメント

ある程度お花の茎を長く高さを出して仕上げるお花屋さんもあります。

 

仮に同じ金額のアレンジメントだとしても活け方で大きさが全く異なるので、もしかしたら取りに行ったときに「思っていたサイズよりも小さい!(または大き過ぎる!)」となるかもしれません。

 

ピアノの上に置かれた花束

同様に花束も、野球選手の引退セレモニーや音楽界で演者に贈呈されるような長さのある贈答用花束をメインに作るお花屋さんもあります。

 

ラウンドの花束

長さは短めのお花を丸くギュッと束ねたようなラウンドブーケを用意するお花屋さんもあります。

 

もちろんお花屋さんは、それぞれのお客様のご用途に合わせて作り分けますが、どちらか分からない場合は普段作っているタイプの花束の形で用意します。

 

そうすると、アレンジメントの時と同様に「思っていたよりボリュームがない!(もしくは大きすぎる!)」という結果になっていしまいます。

 

お花屋さんに足を運んで様子を見てみると、それぞれのお花屋さんの特徴を知ったうえで注文をすることが出来るので、お花の雰囲気やボリュームなどの点で、「予想していたのと違う!」というのが防げます。

 

お花屋さんに行って予約をする時に具体的にどのように注文するのが良いか、という事に関しては、シチュエーション別のお花選びのそれぞれのページにそれぞれのケースごとに詳しく記載していますので、ここでは簡潔に述べます。

 

まず、ご用途。(お誕生日プレゼント退職祝い母の日など)

 

それから、アレンジメントなのか、花束なのか。

 

ご希望のお花や、どんな色や雰囲気のお花に仕上げたいのか。(ピンク系、可愛らしく、シックに、カラフルになど。)

 

どういう点を重視したいのか。(ボリューム重視、持ち帰りやすいサイズで、など。)

 

そして、ご予算。

 

このような点を伝えて下さい。

 

逆にあまり意味がないかな?と思うお花のご指定は、「日持ちのするお花で花束を作ってください。」というご注文です。

 

お花屋さんで働いていた時、度々聞いたことのあるお花のご指定です。

 

もちろんお花をプレゼントしたら、お相手の方に少しでも長い期間お花を飾って楽しんでいただきたいですよね。

 

それはお花屋さんも同じです。

 

「長持ちしないお花で花束を作ってやろう!」なんて考えて花束を作るお花屋さんはいません。

 

もちろん切り花には寿命があり、お花の種類によってどのくらい日持ちがするかは異なります。

 

ですから、様々な種類のお花を入れて作ってある花束の場合には、すべてのお花が同じ日まで持つというわけにはいきませんが、お花屋さんもお花を長く楽しんで頂きたいという気持ちはお客様と同じです。

 

「日持ちのするお花で」というご指定は、私は余り意味をなさないかな?と思います。

 

お花屋さんに行く時間がない場合

「結婚記念日だという事を今日思い出した!」、「送別会のお花を注文することを忘れていた!」なんて事もありますよね。

 

たとえ当日であっても予約をする事をおすすめします。

 

ほとんどのお花屋さんは、電話でも予約が出来ます。

 

電話での注文の仕方は、上に記したお花屋さんに行って注文をする時と同じです。

 

それ以外には、お花屋さんの今あるお花の在庫状況を聞いてみるのもいいでしょう。

お花屋さんの品ぞろえ

例えば「赤系の花束が欲しいのだけれど、赤系のお花は豊富にあるか?どんな種類のお花があるか?」や、

「どんな色のバラが何本あるのか?」などを尋ねてみてみます。

 

お花に特にご指定がない場合は、「お誕生日プレゼントに渡す花束には、今日は何がおすすめか?」を聞いてみる事も出来ます。

 

 

特にご予約をお勧めする時期

既に述べたような理由で、お花はご予約をしておくことがお客様にとってもメリットがあり、お花屋さんにとっても安心なのでおすすめなのですが、特にご予約をしておいた方が良いイベントや時期があります。

 

カーネーション

まず母の日、次に敬老の日です。

 

更に、卒園・卒業や送別のシーズンである年度末もご予約がある方が望ましいです。

 

これらのイベントには多くの方がお花を贈りますので、お花屋さんは大混雑です。

 

これらの時期のお誕生日が重なるという場合もご予約をおすすめします。

 

年末年始お盆の時期に花束やアレンジメントが必要な場合もご予約をしておく方が安心です。

 

これらの時期はお花の市場がお休みだったり、迎春用やお盆用のお花が多く通常のお花の在庫店頭在庫が少ない可能性があるからです。

 

千両

特に年末にはお正月を飾る様々な種類の松や金や銀の柳、葉ボタンそして写真の千両など、その時期にしか目にいない季節のお花がお店のお花の大半を占めています。

 

まとめ

お花は大量には仕入れられない品物です。

 

ですので、お花の必要なイベントが決まればお早目のご予約をおすすめします。

 

1週間ほど前までにご予約をされると、必要に応じて仕入れをすることも可能です。

 

ユリの花束

また、ユリのようにすべてがつぼみで入荷する可能性のあるお花も、うまく1,2輪が咲いて定期度なボリュームが出るように開花調整することも出来ます。

 

「お花をプレゼントしようと思いお花屋さんに行ったけれど、お花が全然なかった!」とか、「お花屋さんが混んでいて、待ち合わせの時間に間に合わなさそうで買うのを断念した!」というアクシデントを防ぐためにも、大切なイベントで使うお花はお早めにご予約されますことをおすすめします!

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