2023年の定期配達の生け花は今回が最終週となりました。
今回は、きりっとした寒い日にピッタリのお花、アイリスの入った生け花です。
細かなところや立体感などは、動画で見て頂くとより分かりやすいかと思います。
上部に動画のリンクもございますので、併せてご覧ください。
お花の紹介
枝物はサンゴミズキです。
この時期によく使われるサンゴミズキは、その赤い色のためクリスマスのアレンジメントにもよく使われます。
直線的な枝ですが、柔らかいので軽い力で矯めることも出来ます。
曲線を作ってみたり、もっと矯めてリース上にしたり、と重宝します。
大きな葉物、谷渡りです。
アイリスです。
こちらの状態では、どこにお花があるのか分かりづらいですが、お花は2本あります。
中央あたりのややふっくらしたところがお花です。
澄んだブルー系のお花です。
スプレーカーネーションです。
今回はこれら4種類のお花を使います。
花器を選ぶ
今回は、枝分かれしたりサイドに広がるタイプのお花は少なくボリュームも少なめです。
ほっそりとした形に仕上げようと思います。
選んだのはこちらの花器。
黒の半球形の花器です。
中に剣山を入れて使います。
今回はこちらの花器を使い、花器の幅とほぼ同じくらいのほっそりとした形に仕上げようと思います。
お花を入れる
先ず、サンゴミズキを入れます。
サンゴミズキは全部で3本あります。
1本目のサンゴミズキは、軽く弓なりに矯めほぼ垂直に立てます。
次に谷渡りを入れます。
先に入れたサンゴミズキに添わせるように、同じくほぼ垂直に立てます。
2枚目の谷渡りは、折りたたむように曲げホッチキスで留めます。
元の長さの1/3くらいのサイズにしてから、1本目の谷渡りの足元に合わせて入れます。
そのあと、アイリスを入れます
この角度からは分かりづらいですが、1本目の立てて入れた谷渡りの後ろからひっそりとのぞくように挿しています。
その次にスプレーカーネーションを入れます。
スプレーカーネーションも、この角度からは分かりづらいのですが、
谷渡りの横からひっそりと見えるように入れています。
全体のバランスを見て、アイリスの余分な葉っぱを取り除きます。
最後に、残りの2本のサンゴミズキを足します。
残りの2本のサンゴミズキは、最初の1本よりも強めに矯めます。
三日月の形を作イメージで、弓型に矯めてから挿します。
完成です。
まとめ
寒い時期なので、アイリスの開花に5日ほどかかりましたが、無事咲きました。
縦長のほっそりとした形に活ける時は、
出来るだけ横には広がらないようにお花を入れます。
足元も出来るだけ広げないように挿します。
サンゴミズキの先端も、広がらないようにすることで、シャープな印象に仕上がりました。
細かなところや立体感などは、動画で見て頂いても分かりやすいかと思います。
是非、動画も併せてご覧ください。
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