今回は、人気のお花、ガーベラを使った生け花です。
上部には動画のリンクもございます。
細かな部分や立体感などは、動画で見て頂くと分かりやすいかと思います。
ぜひ、動画も併せてご覧ください。
お花の紹介
ガーベラです。
お花屋さんでも常に人気のお花。
色も豊富ですし、年間通じて安定して流通しているので、併せるお花により季節感を変化させることもできます。
ストックです。
春のお花のストックですが、切り花の世界では年末に向かってたくさんの春のお花が出回り始めます。
今回のストックは柔らかなサーモンピンク、とても好きな色合いです。
合わせるサブのお花は、白のアルストロメリアです。
アルストロメリアも花色が豊富です。
今回の白系のほか、ピンク、イエロー、オレンジ、レッド、紫、ミックス系。。。。等、色々あります。
白系は、どんなお花とも合わせやすく、使い勝手のいい色です。
小花系のソリダスターです。
葉物は、ドラセナ コンシンネです。
数々あるドラセナの中でも、コンシンネは細い葉っぱが特徴的です。
今回は、これら5種類のお花を使います。
花器を選ぶ
今回は、枝物がないので、比較的コンパクトなサイズの仕上がりになります。
こちらの花器を使います。
和風な四角柱の花器です。
お花を入れる
先ず、ストックを入れます。
1本目は、花器の高さの倍よりも少し長めに、角度はあまり傾斜させずに立てて入れます。
2本目は、1本目の2/3くらいの長さに、角度は45度位で前に傾けて挿します。
次にドラセナを入れます。
ドラセナは、ストックが入っていない方に倒して入れます。
今回は花数も少ないので、ドラセナもしっかり主張できるように広い場所を確保して入れます。
それからガーベラを入れます。
この写真の角度からは全く見えないのですが、ガーベラは3本入っています。
1本は作品のほぼ真ん中あたりに真っすぐ、2本目は前方に入れます。
見えていない3本目は、やや後方に一番短くカットして入れています。
ガーベラを入れる時、お花の面を上に向けて入れると、伸びやかで成長を感させます。
作品もイキイキとした感じがします。
この次は、アルストロメリアを入れます。
アルストロメリアは、枝分かれしているところからの長さが長ければ、分岐部分の上でカットしてお花ごとに分けて使います。
今回はお花が4輪ありますので、そのうちの2本の花は分岐部分でカットして前方に入れています。
花器の口元と直立しているストックやガーベラの間を埋めるように入れます。
残りの2のお花が付いている枝は、立体感が出るように、ストックの後方にストックよりも短くカットして挿します。
最後にソリダスターを入れて完成です。
ソリダスターは、比較的下の方から枝分かれしていることが多いです。
今回も分岐してるところでカットしても十分な長さが確保できたので、ほとんどの枝はカットして別々にして使っています。
この時お水に浸かる部分の細かな葉っぱまで必ず取り除くようにしてください。
お水の中に葉っぱが浸かっていると、お水が傷みやすく、その結果お花の持ちも悪くなります。
今回ソリダスターは、全体的に散りばめるように入れています。
完成です。
まとめ
今回は、人気のお花、ガーベラを使った生け花です。
お花の数が少なかったり、お花自体にボリュームがないお花の時も、
後方に短いお花を入れることで、しっかりとした立体感が出て作品自体は大きく見えます。
先日イケアにモミの木を買いに行きました。
本物(植物)のモミの木です。
そのモミの木を使って、クリスマスツリーを飾りました。
イケアのモミの木でクリスマスツリー
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