先週の定期配達のお花のメインはユリでした。
活けた直後の写真です。
ユリは2本入っており、1本は一番下のお花1輪が咲いている状態で、もう1本は下の1輪が咲きかけている状態でした。
5日目にはここまで咲きました。
活けている時から予想はしていたのですが、百合のお花が次々と咲いてくると、かなりのボリュームが出てきました。
ユリの上の方のお花が咲いてくると重心がどんどん上がってしまい、バランスが悪くなっています。
明日は定期便の配達がある日なので、今あるお花は別のところに飾れるように少しコンパクトに活け変えておこうと思います。
お花を活け直す
まず、すべてのお花を一度抜いてしまいます。
花器は同じものを使うので、一度洗って剣山をセットしなおします。
剣山を置く位置は前回と同じで、横長の楕円の花器の両端に1つずつです。
まずユリを短くカットして、左右の剣山に1本ずつ活けます。
少し傷んでき始めていた下の方のお花は、外してしまいます。
次に、ドラセナと石化エニシダを活けます。
ドラセナで剣山を隠すようにし、石化エニシダは枝を交差させるように両方の剣山から入れます。
お花を活ける時に常に言える事ですが、『背の高い(長い)お花が後ろ、背の低い(短い)お花が前』とならない様に注意します。
記念写真の様に背の順番の様にお花を並べてしまうと、平面的で面白みのないものになってしまうからです。
写真では少し分かりにくいですが、石化エニシダも真ん中の枝が一番短くなっています。
ユリもサイドや後方にも短いお花がきています。
こうすることにより奥行きが感じられ、立体感のあるお花を活けることが出来ます。
更にスプレーカーネーションも、両方の剣山からお花同士が交差するように入れていきます。
この時も、スプレーカーネーションが記念写真の様に並ばない様に注意します。
つまり、『背の高い(長い)お花が後ろ、背の低い(短い)お花が前』という順番に並べてしまわない様にするという事です。
更に、交差させるように斜めに入れたカーネーションや石化エニシダの茎や枝の角度が重ならない様にも注意します。
斜めの角度が同じだととても機械的な印象になってしまいます。
最後にオンシジウムを活け、スプレーカーネーションを修正して出来上がりです。
向かって左側の剣山には、ドラセナの黄緑が目立っているので、オンシジウムは右側の剣山にのみ活けています。
まとめ
これからの季節はお花の持ちがとてもよくなっていきます。
傷んだお花はカットしたり抜いたりして徐々に活け替え、長い期間お花を楽しむことが出来ます。