カラーの生け花

今回は、大好きなお花、カラーを使った生け花です。

この上なくシンプルでスッキリとした姿のお花、カラー。

スッキリと縦長に仕上げようと思います。

 

 

お花の紹介

まず枝物は黒芽柳です。

 

が、写真を撮り忘れました。

名前の通り、黒い花芽。

枝もやや黒みがかった色で、おしゃれな印象の枝物です。

 

 

 

カラー

メインのお花はカラーです。

一番好きなお花の1つです。

茎が徐々に太くなってそのまま筒状のお花につながるような形。

この上なくシンプルでスタイリッシュなお花です。

茎には柔軟性があるので、矯める事も出来ますが、私はカラーが大好きなので、
余り矯めたりせずに、元々のカラー自体の曲線を見せて活けるのが好きです。

 

 

 

スプレーマム

サブのお花にはスプレーマム

スプレマムには様々な種類がありますが、今回の物はお花1輪のサイズが中くらいからやや大きめの種類です。

 

 

 

ヒペリカム

アクセントには、ヒペリカム

この赤い部分は、お花が咲いた後の実です。

丸くって可愛らしいこのお花は、お花屋さんでも常に人気のお花です。

 

 

 

モンステラ

葉物はモンステラです。

面の大きな葉っぱですので、葉物ですが作品の中では存在感を出せる葉物です。

 

 

 

 

花器を選ぶ

今回は、黒芽柳もカラーも直線的で細長い線を意識させるお花です。

作品も線を意識した縦長のものにしようと思います。

そこで選んだのがこちらの花器。

 

白い三日月型の花器
白の三日月型の深さのある水盤です。

中に剣山を入れて使用します。

 

 

 

 

お花を活ける

ただ、今回は縦長の仕上がりを強調するために、出来るだけ横に幅の出ない作品にするつもりです。

 

白い花器

ですから花器はこちら向きに配置します。

 

では、お花を入れていきます。

 

 

黒芽柳を入れる

まず黒芽柳から入れます。

柳は、枝の途中で枝分かれしている部分があれば、分かれ目から切り落とし、横に広がっていない形に整えます。

花器の口の幅に合わせて2本を配置し、まっすぐに立てます。

 

 

 

 

カラーを入れる

次にカラーを入れます。

カラーは自然に少し反っているので、花器の曲線や黒芽柳のアウトラインから大きく外れないように注意しながら入れます。

 

 

 

 

モンステラを入れる

それからモンステラを入れます。

花器の口元に掛かるように入れて、作品の一体感を出します。

 

 

 

 

ヒペリカムとマムを入れる

その後、モンステラの後方の両サイドにスプレーマムヒペリカムを入れて完成です。

好みの問題ですが、赤と黄色をいっほに入れてしまうと、バラバラな印象になる為、少し距離を置いて(今回の場合なら、間にモンステラを挟んで)配置します。

 

 

 

まとめ

今回は、黒芽柳とカラーという線的なお花を使い縦長の作品を作りました。

この作品を活けるポイントは、
黒芽柳の枝を整理し、上で広がらない様にする事

 

縦長の作品なので、横にはみ出さないように黒芽柳のアウトラインに沿ってその他のお花を入れる事

の2点です。

 

どの作品を活ける時にも言える事ですが、作品のテーマは1つです。

 

今回は『縦長』ですので、それ以外の要素は極力省きます。

 

そうする事で、はっきりとテーマの分かる作品が出来上がります。

 

もちろん今回も、後方にも短いお花を入れ、

お花を『前が低い階段状に並べないようにする事』ももちろん大切です。

 

今回は奥行きは少ない作品ですが、後方にも短いお花を入れる事で、立体的な作品に仕上がります。

 

 

5月の第2日曜日は母の日です。

 

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