花束はラッピングでこんなにも変わる!色を変えて検証します。

B!

お花の選び方や、お花の組み合わせ方だけでなく、

ラッピングまで含めて初めて花束が完成するといっても過言ではありません。

 

選んだお花が素敵な花束になるのか、野暮ったいものになってしまうのかは、ラッピング次第とも言えます。

 

先日、ガーベラを花束にする際のお勧めのお花の組み合わせを色別に解説しました。

(その記事は、こちら

 

今回は、その時に制作したガーベラの花束のラッピングを色々変えて、その見え方を検証してみたいと思います。

 

お花の紹介

今回の花束のメインとなるお花は、ガーベラです。

 

ガーベラは、年間通じて流通しているお花で、季節による価格変動も少ないお花です。

 

1本¥150~¥200というのが、ガーベラのおおよその相場です。

 

お花屋さんに必ずと言っていいほど置いてある定番のお花で、人気も非常に高いお花です。

 

お誕生日、結婚記念日、発表会、送別会、様々なシーンを演出する花束として活躍します。

 

ラッピングをする

まずは、ガーベラの色ミックスの花束を、ピンク系でラッピングしてみます。

 

花束の中の色と同系色でラッピングすると、失敗なくまとまります。

 

全体の雰囲気は、『可愛らしい』、『春らしい』、『優しい』、という印象の花束に仕上がります。

 

 

同じ花束を、今度は濃いめのピンクでラッピングしてみます。

 

先程のピンクでラッピングした時に比べると、若干落ち着いた印象になります。

 

言葉で表現すると、『大人っぽい』、『落ち着いた』、『品のある』、という印象の花束に変わります。

 

 

次は、グリーン系でラッピングしてみます。

 

上の2種類のピンク系でのラッピングの時と比較すると、

柔らかい雰囲気が少し減る一方、いきいきとした印象が強くなったと思います。

 

同じ花束が今度は、『明るい』、『フレッシュな』、『爽やかな』、イメージのする花束になりました。

 

 

ガーベラのページで花束について解説した時に使用したのは、ベージュ系のラッピングです。

 

鮮やかな色でラッピングした時と比較すると、お花の色に目が行きやすくなります。

 

お花自体を楽しんだり、お花を見せたい時には、ベージュやブラウンのラッピングが向いています。

少し『シックで』、『大人向けの』、花束だと言えます。

 

 

黄色・オレンジ系のお花の場合も、まずは同系色の黄色系でラッピングしてみます。

 

お花の色の印象がより強調されます。

 

黄色・オレンジ系のお花に同系色のラッピングは、夏の時期によく似合うラッピングです。

 

元気いっぱいの』、『はつらつとした』、『色鮮やかな』、花束です。

 

 

同じ花束を、次はグリーン系でラッピングしてみます。

(花束の向きがチョット違ってしまいましたが、上の花束と同じものです。)

 

ラッピングにグリーンを持ってくることにより、お花の輪郭が非常にはっきりします。

 

花束を作る時にグリーン(葉っぱ)をプラスするのと同じ効果です。

 

お花の色を鮮やかに際立たせたい時には、グリーン系がすすめです。

 

黄色・オレンジ系でのラッピングが、夏っぽいイメージだったのに対し、こちらは季節で言うと初夏という印象に変わります。

 

爽やかな』、『すがすがしい』、『爽快な』、イメージの花束です。

 

また、グリーン系のラッピングは、発表会での男の子向けの花束にもよく使用します。

 

 

大地の色であるベージュブラウンのラッピングは、黄色・オレンジ系の花束とも相性が良いです。

 

お花の色や組み合わせを純粋に楽しみたい時には、おすすめのラッピングです。

 

ラッピングが目立ってしまう事なく、お花の色をに目を向けさせてくれるからです。

 

明るい色や可愛らしい色味のラッピングを使用した時に比べると、

大人っぽい』、または『ナチュラルな』、という印象になります。

 

まとめ

お花を選ぶ時に、『この用途にはこのお花』というような規則はありません。

 

同様に『この用途にはこのラッピング』または、『この色の花束にはこのラッピング』、というような法則もありません。

 

ここで紹介したのはほんの一例です。

 

例えば、とっても派手な色を持ってきてポップに仕上げる事もあります。

 

グリーン系のラッピングでも、ここで紹介したような明るいグリーンの他、カーキオリーブモスグリーンという選択肢もあります。

 

ネイビー系のラッピングも、私は好きです。

 

気品のある』、『凛とした』、もしくは『和風な』花束を作りたい時によく使用する色です。

 

もちろん、お花を買いに来るお客様でラッピングの色合いまで指定される方はごく少数です。

 

でも、ラッピングが単なる包み紙ではなく、花束の印象を決定するとても大切なツールであることが伝わればいいなと思います。

 

今度花束を見かけたときには、ちらっとラッピングにも目を向けてみて下さい。

最新の記事はこちらから