今週は、クリスマスの生け花を紹介します。
こちらには動画もございます。
細かなところや立体感は動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
上部のリンクより、是非動画も併せてご覧ください。
お花の紹介
サンゴミズキです。
枝の色が赤いので、クリスマス時期やお正月にも重宝される枝物です。
直線的な枝ですが、案外柔らかいのでじわじわと矯めて曲線を作ったり、リースの土台にもなります。
また、ドライにしても質感があまり変わらないので、お水に浸けないで使うこともあります。
併せるのは、真っ赤なバラ。
クリスマスっぽいです。
同じく赤系のカーネーション。
バラよりも深いワインレッド系の品種です。
葉物には、ユーカリ。
グレイッシュでマットな質感が冬っぽく、クリスマスの雰囲気を作ります。
コニファーです。
ユーカリと似たような色合いですが、葉の形や質感の差異が重ねて使うと面白味が出ます。
今回は色を絞ってこちらの5種類を使い、クリスマスの生け花を作ります。
花器を選ぶ
色はあまり使い多雨ないので、選んだのはこちらの花器。
白いトーチ型の花器です。
高さが約47㎝ある背の高い花器です。
今回は少し大きめの作品になりそうです。
お花を入れる
先ず、サンゴミズキを花器の上に固定します。
長さを決めたら、養生テープで留めます。
先ほどお花の紹介でも述べましたように、サンゴミズキはドライにしてもあまり質感が変わりません。
その性質を使い、お水には浸けず花器の上に置いて使いました。
2本目のサンゴミズキも同様に花器の上に乗せ養生テープで留めます。
3本目は、やや短めにして逆方向に伸ばします。
次にユーカリを入れます。
ユーカリの茎は柔らかいので、それ自体の重みで自然に枝垂れます。
その枝垂れた形を利用して中央から弧を描くように左右に振り分けて入れます。
中央部分にコニファーを重ねます。
適度な長さにカットして、中央部分に隙間がなくなるように空間を埋めていきます。
中央よりやや右側にバラを纏めます。
3本ともあまり高さを出さずに、低い位置に入れます。
バラよりも短くカットし、低い位置にカーネーションを入れます。
奥の方にお花を入れると、そのお花1つずつはくっきりと見えなくても、存在感はしっかりと出ます。
完成です。
まとめ
今回は、サンゴミズキとバラを使ってクリスマスの生け花を活けました。
クリスマスのお花を活ける時は、お花の色をたくさん使わないこと、
葉物やグリーン系のお花を多用すること、です。
お花を活ける動画もございます。
細かな部分や立体感は、動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
是非、上部のリンクより、動画も併せてご覧ください。
クリスマスの生け花を紹介