最近すごく寒いです。
特に、お花を活けてある玄関は非常にひんやりしているので、お花の持ちがとてもいいです。
定期配達のお花は、1カ月に3度配達されます。
1週間後に新しいお花が配達される週は、その前の週のお花もまだまだ美しいことが多いです。
最初に活けたサイズのままで移動させる場所がない時には、そのお花いくつかに分けて活け直します。
今週のお花が配達されてきましたが、先週活けた『2019年、1回目の生け花』もまだまだ美しいので、活け替えをする事にしました。
使用した花器は、実は灰皿、という花器の代用品です。
花器の紹介
これらは、本来の用途は灰皿です。
しかし、可愛らしい色と形。
お花を活けるのにちょうどいい、80cmという高さ。
足付きで、花瓶とお花を置く台が一体になっているような点。
花瓶の代用品として、お花を活けるのにとても使い易いです。
だだし、カップ部分には防水性はありませんので、お花を活ける際には空き瓶やペットボトルを短くカットしたものなどを入れて、そこにお花を活けます。
ちなみに私は、スイーツの入っていた空き瓶を使用しています。
お花の紹介
こちらが、活け替えをする前の先週のお花です。
枝物は雪柳。
お花は黄房水仙、ピンクのスイトピー、赤紫のスカビオサ、濃い紫のスターチス。
葉物がドラセナ、サンデリ―です。
お花を活け替える
まず、黄房水仙を中心に活けます。
黄房水仙3本は、葉っぱに少しカールを付けます。
ハサミの背側を葉っぱに押し当て、優しくなでるように滑らせると、くるんと綺麗なカールが出来上がります。
そこに、水仙の長さの倍より少し長めにカットした雪柳を合わせます。
枝分かれしている短い部分の雪柳も水仙の前後左右にバランスよく配置します。
花器は、黄房水仙の色味が映える白を選びました。
次に、スイトピーを中心に活け替えます。
スイトピー3本は、わずかに長短を付けて、器の口の少し上にお花が来るように長さを調節します。
そこに、先ほどと同じくスイトピーの長さの2倍より少し長めにカットした雪柳を合わせます。
スターチスは色を見せるために、スイトピーから少し顔をのぞかせる程度の長さにカットします。
もう少し動きが欲しいので、以前から残っているアイビーを横や下方向に流すように入れて完成です。
まとめ
お花を活ける時、お花だけを活けてももちろん美しいです。
そこにグリーンをプラスすることで、軽やかな動きが出たり、お花の色を際立たせることが出来ます。
今回の様に、上方向だけでなく横や下方向にグリーンが入る事で、数輪のお花でもとても大きく印象的に見せることが出来ます。
グリーンは、お花の付属品ではなく、とても重要な要素なのです。
「花瓶がないからお花が生けられない。」という声もよく聞きます。
しかし見回してみると身のまわりの品物で花瓶の代用品になる物はたくさんあります。
今回の様に、思わぬものが代用品となる事もあります。
お花=花瓶という先入観を取り払うと、面白い作品が活けられるかもしれません。