春が来た生け花

「暦の上では春ですが」という表現はしばしば耳にしますが、

今回の定期配達のお花は、

「暦の上でもまだ春ではありませんが、すっかり春が訪れたお花」です。

 

お花の紹介

カラー

今回はお花から。

 

まずはメインのお花は、カラーです。

 

私の1番好きなお花です。

 

(正しくは、1番好きなお花の1つです。)

 

茎とお花部分の境目がなく、いつの間にかお花になっているような、筒状のお花です。

 

最も一般的な、よく見かけるカラーのお花の色は白かもしれません。

 

今回は、グリーンと白が絶妙に混じりあったとても雰囲気のある色味のお花の色です。

 

カラーのお花にはこの他、黄色・オレンジ・茶系・ピンク・赤・紫・黒など様々な色があります。

 

どの色味のカラーにもキリっとした美しさがあります。

 

アネモネ

次のサブのお花にアネモネです。

 

自分でお花をチョイスする時には絶対にしないですが(笑)、3色セットです。

 

このカラフルさをどう反映させるかが問題です。

 

しかし、お花自体は春のお花を代表する愛らしいお花です。

 

コワニー

続いても春らしいお花、コワニーです。

 

『純白』と言えるほどの真っ白な小さいお花が、花火の様に放射状に広がって咲くお花です。

 

ソリダコ

彩りを添えるお花に、ソリダコです。

 

黄色のごく小さなお花は、アレンジメントや生け花の中でとても春らしいアクセントを作るお花です。

 

谷渡り

そして最後に葉物として、谷渡りです。

 

細長い面の葉物です。

 

『茎があって葉っぱがある』という葉物とは全く違った役割を託す事が出来ます。

 

花器選び

今回は、お花に色がたくさんあります。

 

赤・青・白・グリーン・黄色。

 

ですから、花器は出来る限りシンプルに。

 

という訳で選んだのが、こちら。

 

白の足つき花器

白の足つき花器です。

 

しずくの様な形をしています。

 

左右を逆にして使用すると、形のユニークさが増します。

 

今回はよりシンプルに使用したいので、こちら向きに使います。

 

お花を活ける

カラーを活ける

まず今回はカラーから活けます。

 

カラーの茎は柔らかいので、指の腹で軽く力を加えていく事で、カーブを付ける事も可能ですが、

今回はすっきりとまっすぐに立てます。

 

カラーのお花はシンプルですが、キレイに見える向きがそれぞれ違います。

 

しっかり見極めて向きと長さを決めます。

 

谷渡りを活ける

次に谷渡りを活けます。

 

お花の紹介のところでも述べましたが、谷渡にはいわゆる『茎があって葉っぱがある』という葉物と違った役割も出来ます。

 

クルクルと小さく丸め、または大きな円を作り、ホッチキスでとめ形を変える事も出来ます。

 

または、長さがあるので、枝物の様に使う事も可能です。

 

今回は、1本はまっすぐシャキッと、もう1本はくるっと丸めて、違った表情を出してみました。

 

丸めた谷渡り

丸めた方は、こんな感じでホッチキスで留めています。

 

アネモネを活ける

続いてアネモネを活けます。

 

写真では立体感が分かりづらいのですが、赤のアネモネは中央付近で前に傾斜させて活けています。

 

反対に濃いブルーのアネモネは、短くカットして後方に傾斜させて活けています。

 

グリーンの葉っぱの間に、ふわっと明るさと暖かさのある赤を持ってきたかったので、この配置にしました。

 

コワニーを活ける

そして、コワニーを活けます。

 

コワニーの茎も柔らかいので、指の腹でなでるようにし、優しいカーブを付けます。

 

こちらも見えづらいのですが、左方向に2本、長さと角度を変えて活けています。

 

ソリダコを活ける

最後にソリダコを入れて完成です。

 

黄色を入れる事で、春の日差しの様な明るさや暖かさが感じられるようになりました。

 

まとめ

今回はお花がとてもカラフルなので、グリーンの面積を出来る限り大きく見せるような活け方をしました。

 

谷渡りを葉物として、更に枝物のようにも使用して、グリーンを強調しました。

 

今回実は、枝物も入っていたのです。

はんの木

はんの木です。

 

しかしながら、今回の生け花の中に茶色を入れてしまうと、一気に重みが出てしまい、お花の色数の多さが裏目に出てしまいそうでした。

 

ですから今回は枝物なしです。

 

そういえば、前回谷渡りが入っていた時も、枝物は使用しませんでした。

 

バラが脇役』を活けた時です。

 

その際も、枝物として入っていたサンゴミズキを使用せずに、谷渡りを枝物と葉物の両方の役割を兼ねていけています。

 

もしかしたら私自身が、谷渡りの線としての魅力と面としての魅力を表現するのが大好きなのかもしれないです。

 

さて、残った『はんの木』をどうするか?

 

チョット難しい宿題です。

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