今週は、グラジオラスやアンスリウムを使った夏の生け花を紹介します。
生け方の動画もございます。
細かな部分や立体感などは、動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
上部のリンクより、是非動画も併せてご覧ください。
お花の紹介
メインのお花、グラジオラスです。
縦にお花が並んだ直線的なお花であるグラジオラスは、生け花をする際に枝物のような役割をすることもあります。
今回もやや枝物的にも使ってみようかと思います。
スプレーバラです。
1本の枝が先端で枝分かれしている咲き方のお花をスプレー咲きといいます。
1本の茎に1輪のお花が付いているいわゆるバラ、に対して、このように1本の茎にいくつかのお花が咲いているバラをスプレーバラといいます。
こちらのスプレーバラ、品種は聞き忘れてしまったのですが、1輪がやや大ぶりのお花で豪華な印象があります。
とても好きな花材の1つ、アンスリウムです。
本物のお花かな?と思うような、つやつやとした独特な質感。
めちゃくちゃ好きな花材です。
葉物は谷渡り。
一般的によく見かける谷渡りは、もっともっと大きなサイズです。
この谷渡りは小ぶりで、先ほどのアンスリウムと同様にツヤ感のある面白い質感。
使いやすいお花です。
もう1つの葉物。
ミスカンサスです。
今回は、これら5種類のお花を使います。
花器を選ぶ
今回は、お花にそこそこボリュームがあるので、大きく活けようと思います。
選んだのはこちらの花器。
白のトーチ型の花器です。
高さが約47cmある背の高い花器です。
お花を入れる
まず、グラジオラスを2本入れます。
写真では立体感が分かりづらいですが、より水平に近い方は真横に、
45度位の角度の方のお花は、やや後方に傾斜しています。
次にスプレーバラを入れます。
最初に手前に向けて、花器の口元をカバーするように1本。
それからサイドと後方に向けてそれぞれ1本ずつ。
花器の真上にスプレーバラの半球の塊ができるように入れます。
続いてアンスリウムを入れます。
アンスリウムの入れる方向は異なりますが、いずれも水平に近い角度に入れます。
グラジオラスを追加します。
お花全体のアウトラインが、扇形になるように中央にやや高さを出します。
谷渡りで、扇形をさらに強調します。
最後にミスカンサスで動きをプラスします。
ミスカンサスは、葉に沿わせてハサミの背側を滑らせると、自然な曲線を描きます。
また、バラバラにならないように、根元を輪ゴムで纏めてから入れています。
完成です。
まとめ
今回は、グラジオラスやアンスリウムを使った夏の生け花を紹介しました。
直線的なグラジオラスと、ボリューム感のあるスプレーバラなので、全体のシルエットを扇形に纏め中央にボリュームを出しました。
細かな部分や立体感は、動画で見ていただくのも分かりやすいかと思います。
是非、上部のリンクより、動画も併せてご覧ください。
今回のアンスリウム以外にもグリーンのお花を色々紹介しています⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩