1月も半分を過ぎましたが、2020年の第1回目のお花の定期配達がありました。
今回の花材は、寒さの似合う春らしいお花、日本水仙が入っていました。
メインにするには少し繊細なお花ですが、大好きなお花ですので、その日本水仙の魅力が伝わるような活け方を探りたいと思います。
お花の紹介
まず、1番長さのあるお花は金魚草です。
蛍光ペンのイエローのような明るい色合いです。
長さのあるものが2本入っています。
そして、大好きな日本水仙です。
非常に可憐な姿で、美しいお花です。
スッキリとした葉っぱにはさみの背側を軽く当てると、「くるんっ」とカールして面白い表情出すことも出来ます。
日本水仙も2本です。
小花として添えるお花には、ソリダコです。
今回のソリダコは、茎から枝分かれしている部分が非常に長く、ボリュームも満点です。
おそらく全部使用すると、ソリダコの存在感が大き過ぎそうですので、
半分くらいの使用になりそうです。
葉物には、ドラセナです。
明るい黄緑の葉物は、生け花をとても新鮮な印象に見せてくれます。
花器を選ぶ
日本水仙は、大きな水盤にお水を見せながらスッと立ち上げるように活けるのが大好きです。
しかし今回は、他の花材との長さのバランスも考え、投げ入れにする事にしました。
そこで選んだのがこちらの花器。
面白い波型の投げ入れの花器です。
この花器は、昔に3色セットで購入しました。
こちらのグリーンの他、イエローとオレンジの3色です。
3つを並べて複数花器に活けたり、そのうちの2つだけを使用したり、と面白く使い分けることが出来ます。
今回はその3色の中から、日本水仙に1番似合いそうなこちらのグリーンを使用します。
お花を活ける
今回は枝物がなかった為、花留めを作ることが出来ませんでした。
花留めとは、今回の様に投げ入れでお花を活ける時、
好きな角度にお花を立てたり傾斜させたりするために、花瓶の内側に作る仕掛けの事です。
この様に花器の口元付近に、1本もしくは十字に木の枝などで作ります。
今回の花材には、枝やしっかりとした硬い茎のお花がありませんでしたので、
最初に葉物を入れました。
ドラセナの茎から葉っぱが出ている部分が、花留めの役割をしてくれます。
次に金魚草を活けます。
先程のドラセナの茎を上手く利用し、お花の角度を決定します。
次に日本水仙を活けます。
活ける前に、葉っぱを少しカールさせようと思います。
日本水仙の葉っぱにはさみの背側を軽く当て、葉先に向かって滑らせていきます。
そうすると、くるんっとした面白いカーブを描かせることが出来ます。
慣れてくると、刃先だけカールさせたり、中央から大きな曲線を描いたり、と調整することも出来ようになってきます。
日本水仙を立ち上げた形に活けたかったので、金魚草の角度はここで少し変え、やや斜めに倒しました。
最後に、ソリダコを前方と後方に少し足して完成です。
予想通りソリダコは、半量以下しか使用していません。
まとめ
今回は、大好きな日本水仙を中心となるようなお花を活けました。
日本水仙の繊細な美しさを前面に出すために、色数も控えめです。
花器もお花と一体となるようなグリーン系です。
そのことで、小ぶりで繊細な日本水仙が今回の主役にうまく納まりました。
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