花菖蒲を活ける

お花を活ける時、お花自体の色合いや形ももちろん見せたいのですが、茎の美しさを見せたいお花もあります。

 

今回のメインのお花も、茎のまっすぐな印象も魅力のお花です。

 

今週の定期配達のお花は、5月らしいすっきりとしたお花を垂直方向に活け、茎の美しさにも注目して欲しい生け花です。

 

お花の紹介

花菖蒲

今週のメインのお花は、花菖蒲です。

 

5月らしいお花です。

 

細く長い茎の美しさも魅力のお花です。

 

バラ

そしてサブメインのお花は、バラです。

 

私が取っている定期配達のお花に入っているバラは、ケニア産の物であることが多いです。

 

ケニアは、環境もバラの生産に向いているそうで、農薬の使用も極力少なく生産しているそうです。

 

お花を活けた印象は、茎が非常にしっかりとしていて、花持ちも良いと感じます。

 

今回は、オレンジ系のバラが2本。

 

モカラ

アクセントになるお花としてモカラが2本。

 

紫の色が特徴的なの蘭の一種です。

 

ソリダコ

あしらいにはソリダコです。

 

明るい鮮やかな黄色のお花は、作品をぎゅっとまとめてくれます。

 

バンダナスリーフ

葉物は、パンダナスリーフです。

 

長さのある葉物で、少し厚みもある面白い葉物です。

 

器を選ぶ

もちろん好みの問題ですが、垂直方向に活けるのが似合うお花があります。

 

例えばススキ。

 

お月見の頃の生け花の花材として毎年活けるススキですが、余り左右に大きく傾けて活けるよりも、垂直方向に活ける方がススキの美しさが際立つように私は思います。

 

昨年のお月見のお花もこんな感じ。

 

どちらかと言えば垂直方向の生け花です。

 

今回の花菖蒲も、垂直方向の似合うお花だと思います。

 

ですから、選んだ花器はこちら。

 

黒い花器

お月見のお花を活けた花器と同じものです。

 

中に剣山を入れて使用する、深型の花器です。

 

剣山が花器の底にあるので、必然的に作品にあまり角度をつけることが出来ません。

 

つまり、垂直方向が似合うお花を活ける時にとても使い易い花器なのです。

 

お花を活ける

花菖蒲を活ける

まず、花菖蒲を活けます。

 

あまり角度は付けませんが、3本にしっかりメリハリがつくように、高さ(長さ)を調整します。

 

モカラを活ける

次は、モカラを活けます。

 

この時、2本のうち1本はやや後方に傾斜させます。

 

全てのお花をしっかりと見せてあげたいところですが、後方にもお花を置くことで、作品に広がりや奥行き感が出て、立体的に見えてきます。

 

バラを活ける

その次にバラを活けます。

 

2本のバラの配置はあまり左右に大きく広げずに、中央にまとめ気味に配置します。

 

紫系のお花の中ではオレンジ色はとても目を引く色なので、左右に広げ過ぎてしまうと、作品全体のまとまりが悪くなってしまいます。

 

ソリダコ、バンダバスリーフを活ける

先にソリダコを入れます。

 

長さは短くカットしてし、お花が器の口元に来るように調整します。

 

作品全体も引き立てますが、この位置では特にモカラの色を引き立たせてくれます。

 

そして最後に、パンダナスリーフを活けて完成です。

 

直線的で垂直方向のお花の中に、シャープな曲線を2本入れる事で作品の単調さが解消されます。

 

まとめ

今回は、メインのお花が花菖蒲でした。

 

花菖蒲のキリリとした美しさを見せるため、正面から見るとお花は垂直方向に活けてあります。

 

しかし、前後の傾斜はある程度付けています。

 

前後に空間を設ける事で、息苦しさのない軽やかな印象になります。

横から見たところ

向かって右側面から見たところです。

 

後方にも背の低いお花が入っています。

 

お花を活ける時、すべてのお花が全部見えるように活けたいところですが、

後方に少しだけ見えるお花も活ける事が、作品全体にとってはとても大事になってきますので、後方にもお花を入れる事を忘れずに活けましょう。

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