今週は夏が似合うお花、グラジオラスを使った生け花です。
上部には動画もございます。
立体感や詳細部分のご確認には、動画も併せてご覧ください。
お花の紹介
メインのお花、グラジオラスです。
今は蕾の状態なので、分かりづらいですが、一列に並んで下の方からお花が咲いていくタイプのおh名です。
名前の由来はラテン語の『剣』、この写真ではあまり写っていませんが、葉の形からその名前が来ているそうです。
クルクマ。
細い茎の先に少し個性的なお花が咲いています。
暑い夏場でも日持ちは良いお花です。
お花屋さんでも常に人気のヒペリカムです。
葉物には、ディアボロです。
長さのある葉物なので、いくつかに切り分けて使おうと思います。
スプレーカーネーションです。
花色が豊富なスプレーカーネーションですが、今回は敷くなワインレッド系。
ディアボロともよく合いそうです。
ソリダコ。
今回はこれら6種類のお花を使います。
花器を選ぶ
グラジオラスの長さを、縦に使うか、横に使うか。
今回は、漢字の『回』の字のような形の花器を使い、
グラジオラスは横に広げるような形で活けようと思います。
お花を活ける
先ず、グラジオラスを入れます。
グラジオラスは葉っぱ付きの状態の時はボリュームがありますので、活けやすいように葉っぱを整理します。
葉っぱは後ほど使うので、出来るだけ傷つけないように丁寧に外します。
2本のグラジオラスは、長さと角度に変化を持たせて、左右に振り分けます。
次にディアボロを入れます。
長さのある葉物なので、先ずは先端部分を使います。
短めにカットし、作品の中央部分に配置します。
枝分かれしていっるところでカットしたヒペリカムと、先ほどの残りの下の方のディアボロで、中付近にボリュームを出していきます。
スプレーカーネーションは、やや長めにカットし、
中央部分からグラジオラスへとつなぐように入れます。
先程整理して外したグラジオラスの葉を挿します。
グラジオラスのお花の前後にいれ、お花と一体感が出るように入れます。
グラジオラスの葉も、中心部分から端へつなぐ役割をしています。
最後に、作品の後方にソリダコを入れて、完成です。
まとめ
今回は、グラジオラスを使い横長の作品を作りました。
この作品自体は、180度展開のお花です。
でも、ソリダコやグラジオラスの葉、
ヒペリカムやディアボロの一部は、後方に傾斜させて入れています。
この花器は横長で、厚みはそれほどありません。
一部分のお花を後ろに倒すことで、空間が生まれ窮屈感なく、お花をのびのびと活ける事が出来ます。
立体感やお花の詳細な使い方は、動画でも紹介していますので、
上部のリンクより動画も併せてご覧ください。
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