夏の定番とネイティブフラワーの組み合わせ

今週の定期配達のお花は、夏の生け花の定番花材、パンパスグラスホオズキです。

 

そこに同じく夏の定番である、ネイティブフラワーの組み合わせです。

 

白く輝くパンパスグラスの穂と、ホオズキの夏らしい朱色で、盛夏を表現したいと思います。

 

 

お花の紹介

パンパスグラス

まず、主となる長さのあるお花に、パンパスグラスです。

 

この棒状のさやを剝くと、中から輝く白い穂が出てきます。

 

パンパスグラスの穂

棒状のパンパスグラスを触ってみると、根元に近い方は硬いですが、先端の方はふかふかと柔らかくなっています。

 

その柔らかい部分の内側に、この穂が隠れています。

 

ですからパンパスグラスの穂を剝くときは、ふかふかしている柔らかい部分(穂先から役40~50㎝位のところ)に横向き実ハサミやナイフをあて、さやに切れ目を入れ何層かになっているさやを少しずつ剝いていきます。

 

ある程度さやが剝けたら、ハサミを縦に向け、さやを裂くように剝くことも出来ます。

 

いずれの場合も、慌てずにゆっくりと、1層ずつ剝いていくのが上手く剝く秘訣です。

 

焦ってハサミで深く切れ込みを入れてしまうと、穂を傷つけてしまったり、穂を切り落としてしまったりします。

 

このように、パンパスグラスを活ける時には、少し下準備が必要です。

 

 

リューカデンドロン

次に、メインのお花に、リューカデンドロンです。

 

お花屋さんに置いてあるときにも、

「これはお花?」と興味を持って下さる方の多いお花です。

 

ネイティブフラワーや、ワイルドフラワー、と呼ばれるジャンルで、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどに自生する植物の総称です。

 

なかでもリューカデンドロンは、価格も適度なので、夏場にお花屋さんに見かける事の多いネイティブフラワーの1つです。

 

 

ワックスフラワー

サブのお花には、同じくネイティブフラワーのジャンルから、ワックスフラワーです。

 

小花系のネイティブフラワーの代表的なお花です。

 

その名の通り、お花がまるで蝋細工のような、カサカサ・シャリシャリとしたドライな質感のお花です。

 

ワックスフラワー ピンク

白系の他、紫がかったピンク系のお花もよく見かけますが、いずれも小花系の可愛らしいお花です。

 

 

ホオズキ

アクセントとなるお花には、ホオズキです。

 

今回の、色数の少ないお花の中で、形・色共に、しっかりとアクセントになってくれるお花です。

 

 

ロべ

葉物には、小さめのロべが2本です。

 

ヤシ科の植物なので、夏らしい雰囲気にぴったりです。

 

 

花器を選ぶ

パンパスグラスの穂の部分を、曲げて曲線として活ける事も考えましたが、今回はネイティブフラワーの存在感もありますので、シンプルに活ける事を選びました。

 

そこで選んだのがこちらの花器。

月型の白い花器

月型の白い花器です。

 

中に剣山を入れて使用する、深さのある花器です。

 

花器の特性上、お花はあまり傾斜を付けて活ける事は出来ません。

 

その代わりに、垂直方向に伸びる面白いお花を活ける事が出来ます。

 

 

お花を活ける

パンパスグラスを活ける

まず初めに、パンパスグラスを活けます。

 

パンパスグラスは少しの傾斜でも穂が綺麗に広がりますので、動きが出で大きく活ける事が出来ます。

 

 

リューカデンドロンを活ける

次にリューカデンドロンを入れます。

 

パンパスグラス、リューカデンドロンともに2本ずつですので、単調にならない様に長さや角度に気を付けて活けます。

 

 

ワックスフラワーを活ける

続いてワックスフラワーを活けます。

 

枝分かれしている部分で数本に切り分けていますが、余りバラバラにならない様に左前方にまとめます。

 

今回は、他のお花のインパクトが強いので、ワックスフラワーの様な小花は小分けにしてしまうと印象が消えてしまいます。

 

 

ホオズキを活ける

その次にアクセントとなるお花、ホオズキを活けます。

 

今回のお花の中で、唯一パッと目を引く色なので、入れる場所には気を付けます。

 

 

ロべを活ける

最後にロべを活けます。

 

グリーンを足す事で、花器や背景からくっきりとお花が浮かび上がります。

 

 

まとめ

今回は、形がユニークな、パンパスグラスホオズキ

 

質感が独特なリューカデンドロンワックスフラワー

 

このように個性の強いお花が多いです。

 

白い花器を使う事で、個性豊かなお花1つ1つに目が行き、唯一の色目であるホオズキの朱色が良いアクセントとなってまとまりました。

 

サイドから見たところ

サイドから見たところです。

 

ロべは、後方に強めに傾斜を付けて流しています。

 

動きと立体感が出て、重たくならずに仕上がります。

 

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