5月の第2日曜日は母の日です。
お母さんへの「ありがとう」の感謝の気持ちをお花と一緒に伝えませんか?
お母さんを笑顔にしてくれるお花。
母の日に贈るのにぴったりのお花、ここでは鉢植えに絞っておすすめのお花を紹介しています。
母の日におすすめの花束やアレンジメントはこちら。
やっぱり王道!カーネーション
母の日といえばやっぱりカーネーションです。
定番の赤をはじめ、様々な濃さのピンク、と色も豊富です。
カーネーション単品の鉢植えの他、カーネーションと観葉植物、カーネーションと他の鉢植えの2種類以上をカゴにセットした寄せ鉢も人気です。
相場は?
植木鉢の大きさや、寄せ鉢のセット内容によって価格はさまざまですが、お子様でも渡せるような1000円台のものから、5000円くらいの物を用意しているお花屋さんが多いです。
こんなお母さんにお勧め
母の日に初めてお花を贈るので迷ってしまう、という方には、やはり定番のカーネーションがお勧めです。
はっきりとした色合い、優しい色合いの中から、お母さんの好きな色、似合いそうな色のカーネーションを選べば間違いないことでしょう。
選び方のポイント
お花を長く楽しめるように、小さなつぼみがたくさんついているものを選びたくなりますよね。
でも、カーネーションはある程度お花が咲いている状態の鉢植えを選ぶのが正解です。
ふっくらとしていて、先端が割れ花びらがのぞいているようなつぼみはおそらく咲きます。
しかし、余りにも小さくかたいつぼみのカーネーションは咲かないことがほとんどです。
それは、カーネーションが実際咲くよりも多くのつぼみをつけてしまうという性質だからだそうです。
管理が悪かったからではありません。
でもそれを知らずにつぼみばっかりのカーネーションを贈ってしまったら、もらったかた(ここではお母様)が、「せっかく頂いたのに咲かせられなかった。」って思ってしまいますよね。
実際お花屋さんで働いていた時にも、母の日の後にそういう相談を度々受けました。
「カーネーションには咲くつぼみと咲かないつぼみがあるんです。」という説明をすると「咲かせられなかったわけではない」という事は理解してはいただけるんですが、何となく残念なちょっとがっかりした気持ちになってしまいます。
更に、お花をもらった時につぼみばかりが目立ってあまりにもお花が咲いていないと、華やかさや豪華さがないというのも事実です。
お花屋さんが咲いているカーネーションをおすすめするのは、咲いているから早く売ってしまいたいわけではないですよ。
種類が豊富!新定番はアジサイ
私自身も大好きで、もし私が母の日にお花をもらえるとすれば、リクエストしたいのが、アジサイです。
アジサイの種類は本当に豊富です。
私もお花屋さんで働き始めた最初の年に、その種類の多さに驚きました。
更に毎年新しい品種がどんどん出てきます。
ブルー系、ピンク系、白、赤、グリーン、更に季節と共に色が変化していくものまで、本当にカラーバリエーションが豊富です。
大きく分けると、ぺたんと平たいお花のアジサイがガクアジサイです。
まあるいコロンとしたお花のアジサイが西洋アジサイや、ハイドランジアと言われています。
花びらの形も少しとがっているもの、丸みのあるもの、八重になっているもの、と様々です。
お庭や外で咲いているイメージの強いアジサイですが、鉢植えで売られているアジサイはとても繊細ですので、お家の中で鑑賞してくださいね。
お花が終わった後は、お庭に植えることが出来ます。
相場は?
とても大まかですが、3000円~10000円くらい、と価格に非常に幅があります。
「同じアジサイなのにどうしてこんなに値段が違うの?」と思うほど、価格に差がありますよね。
価格は、花の大きさや植木鉢の大きさというボリュームではなく、品種によって決まります。
新しく品種改良されたもの、作るのが難しく量産が出来ないもの、人気の品種などは必然的に値段が高くなります。
こんなお母さんにお勧め
カーネーションはもう何度か贈ったことがある、という時にはアジサイがおすすめです。
お花を育てるのが大好きなお母さんにもアジサイはお勧めです。
お花が終われば、花を切って、植木鉢から出して地植えにします。
すると、翌年以降もお庭で、美しいお花を楽しませてくれます。
お花の大好きなお母さんが、何年にも渡り楽しむことが出来ます。
優しい、お上品、おしゃれ、華やか、可愛い。
あなたのお母さんの雰囲気はどんな感じですか?
母の日の前のお花屋さんにはたくさんの品種がありすぎて、目移りしてしまうかもしれませんが、
種類の豊富なアジサイの中に、お母さんのイメージにぴったりのアジサイがきっとあります。
選ぶときのポイント
植木鉢に対して、大きすぎずバランスの良い大きさのお花をつけているものを選びましょう。
と言われても難しいですね。
大きなお花をつけていても、茎も太くしっかりしているものは植木鉢を持った時にもお花はゆらゆらしません。
反対に植木鉢を持った時に、お花があまりにもゆらゆら揺れたり、茎がしなるようなもはお花が大きすぎます。
咲いているお花部分だけでなく、茎の部分がしっかりとしているかも確認しましょう。
お花屋さんで働いている時に、「咲ききっているのでつぼみのアジサイはないんですか?」とお客様に聞かれることがありました。
アジサイは咲いている状態の物を仕入れます。
アジサイはパッと目を引くお花の華やかさが大きな魅力です。
つぼみだけのアジサイの鉢があったとしても、『華やか』とは言えません。
なので、つぼみだけのアジサイの鉢はお花屋さんにはありません。
通好みのクレマチス
アジサイの様に、パッと目を引く華やかさはないですが、控えめで粋なのが、クレマチスです。
地植えもできるので、私の家の庭にもあります。
繊細な雰囲気ですが、我が家のクレマチスは案外丈夫です。
つる性の植物なので、植木鉢に支柱を立てて仕立てられています。
青紫~赤紫までの紫系、ピンク系、白、と色のバリエーションもあり、花の大きさも変化に富み、八重咲のタイプもあります。
こんなお母さんにお勧め
クレマチスも、植木鉢から出して地植えにすることが出来ます。
お庭がない場合でも少し大きな鉢に植え替えて、翌年以降もお花を楽しむことが出来ます。
お花を育てたり、お庭づくりの大好きなお母さんにはとてもおすすめです。
相場は?
3000円台~5000円台が一般的な価格帯です。
珍しい品種の場合はお値段がもう少しする場合もあります。
その他のおすすめの鉢植え
この他、母の日におすすめの鉢植えにはカラー、ベゴニア、そして胡蝶蘭をはじめとした蘭があります。
また、ここで紹介したお花を数種類組み合わせたり、小さな観葉植物と組み合わせたりした寄せ鉢もあります。
お花屋さんに行くタイミング
切り花の場合も同じですが、母の日にお花を贈り慣れているお客様は、母の日の当日ではなく早めにお花屋さんに来られます。
母の日の鉢花は、母の日の1週間くらい前から徐々に仕入れていきます。
鉢植えの場合は現品です。
つまり、目の前にあるたくさんの鉢植えのお花の中から、実際にご自身で「この鉢植え」と選ぶことが出来るのです。
早い者勝ちとも言えます。
母の日当日よりも、数日前の方が質の良いお花がたくさんお店にあります。
質の良いお花から順に売れていくからです。。
ですので、鉢植えを買いなれているお客様は、母の日当日ではなく早めにご来店されるのです。
母の日は5月の第2日曜日ですので、一般的にその直前の水曜日や木曜日あたりが最も豊富に鉢植えがお花屋さんにあります。
(お店の考え方よって店頭に並べる日は多少前後します。)
ですので、お花を贈り慣れているお客様はそのあたりに来店されお花を選び、そして母の日はまだですが早めに贈られます。
私も今はお花屋さんではないので、普通にお客としてお花屋さんに行きます。
私は母の日には花束を贈ることが多いのですが、鉢植えを贈る時は尚更、いいものがあればサッと買って、早めでも渡してしまいます。
母の日の贈り物なのだから、母の日当日に渡す、というのが本来なら当然かもしれません。
「母の日までお取り置きをしておいて欲しい」というお客様や、「母の日当日に配達して欲しい」というお客様もいらっしゃいました。
この辺りは価値観なので、どちらがいいとは言えません。
でも、わたしはこう考えます。
お花は生き物です。
せっかくのキレイなお花をお花屋さんの倉庫で待たせておくよりも、飾って人に見てもらう方がいいんじゃないかな?と。
ですので、いいお花を見つけたら、まだ母の日ではなくても渡してしまいます。
それに母の日の数日前に渡しても、鉢植えのお花の場合は母の日も十分きれいな状態のままです。
お仕事をされている方には、平日にお花屋さんに行くことは難しいかもしれませんが、お仕事帰りでも構いませんので、
母の日のお花は、数日前にお花屋さんに見に行く事をおすすめします。
まとめ
鉢植えのお花は、切り花に比べると、お花を楽しめる期間が長いです。
ただし、お世話が必要です。
ですが、お花が終わっても、植え替えや地植えにすることで、翌年以降も何年にも渡ってお花を楽しむことが出来ます。
お花を育てるのが大好きなお母さん、お庭づくりに一生懸命なお母さんは、あなたの贈ったお花を大切に育ててくれることでしょう。
あなたのありがとうの気持ちが、毎年お母さんを笑顔にしてくれるなんて、とても素敵な事ですね。
そんな、お母さんの笑顔を想像しながら、鉢植えのお花を選んでみて下さい。
母の日に贈るアレンジメントや花束に関してはこちら⇩⇩⇩⇩⇩