新学期が始まりました。
例年、まず1つめのイベントに家庭訪問があります。
私には、小学生2人と幼稚園児1人の合計3人の子供がいますので、
3人の先生がこの時期我が家に来られるわけです。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、子供たちの通う幼稚園や小学校からは、
『家の中に入らず、玄関先でお話します。』という連絡がありました。
タイミングよく今日がお花の定期配達の日でしたので、
朝からとりあえず玄関だけはキレイに片付け、お花を活けました。
今週の定期配達のお花は、大好きなシャクヤクと華やかな関山桜がメインです。
お花の紹介
まず枝物は、関山桜です。
読み方は、セキヤマともカンザンとも載っていました。
八重桜の代表的な品種で、お花と若葉が同時に開きます。
(ソメイヨシノのようによく見かける一般的な桜は、お花が終わってから若葉が出ますね。)
開花の時期もソメイヨシノが咲き終わった4月中旬ごろです。
写真はまだつぼみですが、開花するとコロンっと丸い手毬状にお花がいくつか集まって咲くので、
とても華やかで可愛らしい桜です。
メインのお花は、シャクヤクです。
こちらもまだつぼみなので、大きさはピンポン玉くらいの大きさですが、
開花すると子供の手のひら位の大きさに咲く、こちらも華やかなお花です。
我が家の庭のシャクヤクです。
咲くとこれくらい大きくなります!
サブのお花は、ソネットカーネーションです。
お花が平たく咲く可憐な印象のカーネーションです。
葉物は玉しだです。
花器を選ぶ
今回は、桜、シャクヤク、ソネットカーネーションとピンク系の濃淡のお花です。
花器も軽やかに明るくしたいので選んだのはこちら。
半透明の紫のガラス花器です。
春らしく軽やかなガラス花器で、お花との色の一体感も出ますね。
お花を活ける
先ず、関山桜を入れます。
桜の自然な枝ぶりを活かして、左右に振り分けます。
次にシャクヤクを入れます。
シャクヤクに限らず全てのお花に言える事ですが、
お花にはきれいに見える方向があります。
よく観察して最もきれいに見える向きに入れます。
それから、ソネットカーネーションを入れます。
枝分かれしている部分でカットし短くして、低い位置に入れます。
最後に、お花の空間部分に玉しだを入れて完成です。
まとめ
今回は今が旬の関山桜とシャクヤクを使った生け花です。
桜、シャクヤク、ソネットカーネーションとお花はピンク系の濃淡なので、
とても可愛らしく華やかな作品です。
この作品を活けるポイントは、左右に広げた関山桜の枝の長さが左右対称にならない様にする事。
左右対称にすると自然な感じがせず、安定が良いのでどっしりと見えてしまい、軽やかさが感じられないからです。
そして、この作品に限らず全ての作品に言える事ですが、
後方にも短いお花を入れ、お花を前が低い階段状に並ばせない様にする事です。
後方にも低いお花を入れる事で、立体感のある軽やかな作品になります。
最近、日中はとても暖かいので、関山桜もシャクヤクも数日で開花するかと思われます。
開花が非常い楽しみな作品です!
追加記事
3日後、関山桜が開花し始めました。
1週間後、芍薬も開花しました!
5月の第2日曜日は母の日です。参考記事はこちらから⇩⇩⇩⇩⇩