傾斜させた形に活ける

前回に引き続き今週も、主になる枝を傾斜させた形に活けます。

 

特に理由はないのですが、今まであまり試してこなかった形なのですが、

なぜかここ最近気になる形です。

 

 

 

お花の紹介

木苺

メインの枝物は、木苺です。

 

今回は芽吹いたばかりの木苺なので、葉も小さく扱いやすいです。

 

 

 

チューリップ

メインのお花はチューリップです。

 

チューリップと言えば、この時期のお花ですが、お花屋さんで見かけるのは4月初旬までです。

 

もうすぐ夏のお花が入ってくるので、春のお花はもうそろそろ終了です。

 

 

 

ラナンキュラス

もう1つのメインのお花は、ラナンキュラスです。

 

「え?これがラナンキュラスなの?」と思われる方もいるかもしれません。

 

ラナンキュラス

ラナンキュラスと言えば、このような姿のお花をよく見かけられると思います。

 

品種名は不明ですが、少し変わり咲きのおしゃれなタイプです。

 

ラナンキュラスに限らず、このような緑色のお花は案外たくさんあります。

 

緑色のお花についてはこちらもどうぞ。

 

 

 

レースフラワー

サブのお花には、レースフラワーです。

 

細い茎の先に、細かなお花が放射状に広がるとても軽やかで繊細なお花です。

 

 

スターチス

添えのお花は、スターチス

 

 

 

ドラセナ ゴッドセフィアナ

葉物はドラセナ ゴッドセフィアナです。

 

 

花器を選ぶ

今回の枝物、木苺がとても面白い線ですので、床面と平行に近い角度で入れ、

枝物が傾斜した形に活けてみようと思います。

 

そこで選んだのがこちらの花器。

 

黒の半球形の花器

黒の半球形の花器です。

 

中に剣山を入れて使用します。

 

花器の口が真上にではなく、少しサイドに開いていますので、

傾斜した形に活ける際にも非常に使いやすい花器です。

 

 

お花を活ける

木苺とチューリップを入れる

早速写真を撮り忘れたのですが、

まず枝物である木苺を、その次にチューリップを入れます。

 

これら2種類は、大きく左に流れるように入れます。

 

 

 

ラナンキュラスを入れる

次にラナンキュラスを入れます。

 

ラナンキュラスは、木苺やチューリップの起点となっている場所にあまり傾斜させずに垂直方向に入れます。

 

 

ドラセナ ゴッドセフィアナを入れる

それから、ドラセナ ゴッドセフィアナを入れます。

 

大きく左側に流れるように活けたいので、葉物もあまり大きく右側には出ないように入れます。

 

 

スターチスとレースフラワーを入れる

その後スターチスを、そして最後にレースフラワーを入れ、完成です。

 

スターチスは枝分かれしているところでカットし、

花器の口元付近やお花とお花の間を埋めるように、低い位置に入れます。

 

最後に入れるレースフラワーは、軽やかさも魅力なので、余り短くしすぎて埋もれてしまう事のないように、ふんわりと他のお花の上にヴェールをかけるように入れるとキレイです。

 

 

まとめ

今回は、メインの枝物を大きく傾斜させた形に入れました。

 

このお花を活ける時のポイントは、

花器の左側に大きく張り出す形にしたいので、花器の右側にはあまりお花を入れないことです。

 

そうすることで、コントラストがはっきりとした作品に仕上がります。

 

そして、この作品のみではなく全ての生け花の作品に言える事ですが、

後方にも短いお花を入れて、お花が前の低い階段状にならない様にする事も大事です。

 

後方にも短いお花を入れる事で、立体感のある作品に仕上がります。

 

 

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