クリスマスの生け花 サンゴミズキは使い方色々

今週の生け花は、少しクリスマスを意識した配色の生け花です。

 

早速紹介します。

 

 

 

お花の紹介

サンゴミズキ

まず、枝物はサンゴミズキです。

 

赤い枝物、という事で、クリスマスやお正月の生け花やアレンジメントに重宝される枝物です。

 

しなやかでタメが効くので、リースの土台などにも使いやすい花材です。

 

 

 

ユリ

メインのお花は、オレンジ系のユリです。

 

今はまだつぼみですが、中輪の活けやすいサイズのお花です。

 

 

 

 

カーネーション

サブのお花は、クリスマスっぽい雰囲気にピッタリのワイン系のカーネーションです。

 

 

 

 

 

ソリダスター

あしらいにはソリダスター

 

 

 

 

ルスカス

葉物はルスカスです。

 

 

 

 

花器を選ぶ

今回は、サンゴミズキをアーチ状に矯めて使おうと思います。

 

そこで選んだのがこちらの花器。

黒の三日月型の水盤

黒の三日月型の深型水盤です。

 

中に剣山を入れて使います。

 

弧も三日月形の花器の曲線と一体感を出せればいいな、と思います。

 

 

お花を活ける

サンゴミズキを入れる

先ず、サンゴミズキを入れます。

 

サンゴミズキは、比較的矯めやすいお花です。

 

矯めの途中で折れてしまう事も少ないので、曲線を作ったり、輪にしてリースの土台にしたりも出来ます。

 

今回は、3本を弓形に矯め、3本を絡めてワイヤーで固定します。

 

今回は、花器が三日月形にカーブしているので、その曲線に合わせた形にしています。

 

 

 

 

ユリを入れる

次にユリを入れます。

 

先程サンゴミズキで作った三日月の真ん中辺り、

花器の口元辺りに、開花したユリのお花の花びらがそのあたりに来るような長さでカットします。

 

ですから、長さはかなり短くなります。

 

 

 

ルスカスを入れる

その後、最初のサンゴミズキの三日月型に添わせて1本、

ユリのお花の周辺部分にもう1本、ルスカスを入れます。

 

 

 

 

ソリダスターを入れる

それから、後方ルスカスの葉の下にソリダスターを散らします。

 

ソリダスターは、枝分かれしているところでカットし、短くしてから入れています。

 

 

 

 

カーネーションを入れる

 

最後にアクセントにカーネーションを入れます。

 

カーネーションは、ユリのやや後方に入れます。

 

今はまだユリが開花していないので、少しおとなしい印象ですが、

ユリが開花した時にお花同士が主張し過ぎないようにカーネーションは抑えめに入れます。

 

お花を入れたと、サンゴミズキの葉っぱを少し整理して完成です。 

 

 

 

まとめ

今回は、サンゴミズキで三日月を作り、それに沿わせてお花を入れました。

 

少しクリスマスの雰囲気が出せたかな?

 

 

この作品を活けるポイントは、

三日月の中央部分にふくらみを付ける事

 

平面的にならないように後方にも短いお花を入れて、立体的に仕上げる事

2点です。

 

 前後に幅の少ない活け方ですが、しっかりと後方にも短いお花を入れます。

 

前が低い階段状にお花を入れてしまうと、お花同士が詰め詰めに入っている感じになり、

息苦しい感じを与えてしまいます。

 

厚みの少ない活け方の時にも、後方にも短いお花を入れて、立体的に仕上げると、窮屈な感じのしない作品に仕上がります。

 

 

 

お正月の生け花はこちらをご参考に⇩⇩⇩⇩⇩

 

 

 

 

 

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