水仙の生け花

今回の生け花は、香りのとても良いお花がメインです。

 

早速見ていきましょう。

 

 

お花の紹介

赤芽柳

枝物には、赤芽柳です。

 

外側は赤っぽいのですが、中の芽は白くフサフサしています。

 

しなやかなので、矯めたりリースのように丸くしたり色々使える素材です。

 

 

 

 

日本水仙

メインのお花は、日本水仙です。

 

とても上品な姿で、とても良い香りのするお花です。

 

お正月のお花としても飾られることの多いお花です。

 

葉をはさみの背などでなぞると、クルッとカールするので、面白い表情を作ることが出来ます。

 

 

 

 

オンシジューム

アクセントにオンシジュームです。

 

 

 

スターチス

サブのお花には、スターチスです。

 

カサカサとしたドライな質感のお花です。

 

 

 

 

オンシジューム

葉物にはドラセナ ゴッドセフィアナです。

 

 

 

花器を選ぶ

今回は日本水仙をメインに活けたいと思います。

 

日本水仙の葉が綺麗に見えるように。

 

選んだのはこちらの花器。

黒の半球形の花器

黒い半球形の花器です。

 

水仙の葉の動きを見せるお花を活けようと思います。

 

 

 

お花を活ける

日本水仙を入れる

先ず、日本水仙を入れます。

 

水仙の葉はハリがあるので、はさみなどの背を滑らせると、クルンとカールします。

 

慣れてくると、力加減やハサミを当てる角度により、カールの強弱や向きを変化させる事が出来ます。

 

やり過ぎるとコシがなくなり、だらんと垂れてしまうので注意して下さい。

 

 

色々な角度の曲線が出来るように調整して入れます。

 

 

 

ドラセナを入れる。

次に、足元にドラセナを入れます。

 

 

花器との一体感を出すように、花器の口元に重なるように入れると、

お花が完成した時にお花と花器との一体感が出ます。

 

 

 

オンシジュームを入れる

水仙とドラセナの間の空間に、オンシジュームを入れます。

 

光が差し込むようなイメージで入れるとオンシジュームらしさが出て綺麗です。

 

 

 

スターチスを入れる

スターチスを入れてます。

 

オンシジュームのイエローとスターチスの紫が、互いに引き立て合っています。

 

 

 

 

赤芽柳を入れる

最後に赤芽柳を入れて完成です。

 

赤芽柳はもっと矯めて遊ばせることも出来ます。

 

しかし今回は水仙の葉で動きを表現したかったので、赤芽柳は素直に入れました。

 

 

 

まとめ

今回は日本水仙の葉で動きのある作品に仕上げました。

 

この作品を活けるポイントは、

水仙の葉を出来るだけ異なる角度や向きに曲げて入れる事

 

足元には低いお花を密に入れ、しっかりと引き締める事

 

の2点です。

 

水仙の曲線の角度や向きが重なっていると、軽やかな動きが感じられません。

 

出来るだけ角度や向きに変化を持たせて入れる事で、軽やかな動きが出ます。

 

足元の低い位置にスターチスやドラセナを配置する事で、重さが出て、

上野水仙の葉の軽やかさとのコントラストがはっきりします。

 

 

もちろん今回も、後方にも短いお花を入れ、

お花を前が低い階段状に並ばないように配置する、という事も忘れずにしてください。

 

後ろに短いお花がある事で、より立体的な作品に仕上がります。

 

 

 

クリスマスツリーを飾りました。

 

飾る順序や飾りつけのコツを紹介しています⇩⇩⇩⇩⇩

 

 

 

 

 

 

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