リューココリーネを活ける

今週の定期配達のお花は、桜が届きました。

 

「4月中旬のこの時期に!?」と思うかもしれません。

 

今週届いた桜は、『関山(かんざん)桜』という遅咲きの品種です。

 

お花の紹介

関山桜

関山桜です。

 

『カンザン』、もしくは『セキヤマ』とも載っていました。

 

ソメイヨシノが咲き終わった4月中旬ごろから咲き始める遅咲きの品種の桜です。

 

お花と一緒に少し茶色っぽい若葉が出てくるのも特徴です。

 

(よく見かける桜は、お花が散った後に葉っぱが出てきますね。)

 

お花の咲く期間も長めというのも嬉しいです。

 

今回は関山桜2本が枝物でありメインにもなってきそうです。

 

 

LAリリー

メインのお花はLAリリーです。

 

2本入っていますが、どちらもまだつぼみです。

 

 

スプレーマム

サブのお花にスプレーマムが2本。

 

 

リューココリーネ

アクセントになるお花に、リューココリーネが1本。

 

カチッとした枝ぶりの桜やユリの中で、柔らかな曲線を持つリューココリーネは、紫色という色合いだけでなくその性質もアクセントとなってきそうです。

 

 

タマシダ

今回の葉物はタマシダです。

 

枝物の関山桜やメインのお花であるユリに存在感やボリュームがありますが、タマシダは比較的やや弱めの印象です。

 

 

花器を選ぶ

個人的な色の好みですが、ピンクに濃いめのオレンジを合わせると、少し気を付けなければまとまりのないお花になってしまうように思います。

 

そこで今回選んだのがこちらの花器です。

 

紫のガラスの花器

濃淡のある紫のガラスの花器です。

 

何か1つ花器を選ぶ時、紫はなかなか選びにくいかもしれません。

 

白や黒、ガラスの花器と比べると、少し個性的な感じもあり、どんなお花(何色のお花)と合わせたらいいのかという疑問も出てきそうですね。

 

しかし、紫色のガラスの花器は案外どんなお花とも相性がいいです。

 

ガラスですのでやや透ける軽やかさがあるので、春の軽やかなお花とも合わせられます。

 

同時にシックな色味でもありますので、秋のこっくりとした渋めの色合いのお花とも相性がいいです。

 

ピンク系、黄色系、オレンジ系、そして赤系とお花の色も選びません。

 

今回は、桜のピンクとユリのオレンジを花器の紫が取り持つというような仕上がりに活けていこうと思います。

 

お花を活ける

関山桜を活ける

まず最初に、関山桜を活けます。

 

大胆に大きく左右振り分けて入れます。

 

ユリが咲いてきた時にも、暑苦しくならない様に、やや大きめに活けておきます。

 

 

ユリを活ける

次にユリを入れます。

 

まだつぼみの状態ですが、一番下の1輪が咲いたところを想定し、2本のユリには高低差を付け、前後に振り分けます。

 

スプレーマムを活ける

その次にスプレーマムを活けます。

 

今回のスプレーマムのピンクは、関山桜のピンク色とほぼ同色ですので、『枝のお花の付いていないところにピンクの色味を足す』というイメージで入れていけば上手くまとまります。

 

向かって左側の、枝を大きく伸ばしたその付け根辺りにスプレーマムを前後に2本入れています。

 

 

タマシダを入れる

そして、先に葉物のタマシダを入れます。

 

お花とお花の空間に少しのグリーンがあると、お花の色も引き立ちます。

 

今回の葉物には、引き締め役として目立たせるには印象が弱いので、空間を埋めるような役割を担ってもらう事にしました。

 

 

リューココリーネを活ける

一番最後に、アクセントとなるリューココリーネを入れて完成です。

 

今回の花材の中で唯一の軽やかさの感じられる花材ですので、茎はやや長めに残し、空間を漂うかのようにス―っと入れるのが似合います。

 

 

まとめ

今回は、お花付きの枝物とユリという取り合わせ。

 

しかも、ピンクとはっきりしたオレンジという色合い。

 

今はまだ関山桜もユリもつぼみですが、咲いてきたときに重く暑苦しくならないように、

花器も透明感のあるものにし、枝もに左右に大きく広げて空間を持たせました。

 

横から見たところ

横から見たところです。

 

花器の前後の幅が薄いので、作品の奥行はやや少なめですが、ユリが開花してきた時に暑苦しくならない様に、2本のユリはしっかりと前後に振り分けてお花同士が重ならない様にしています。

 

関山桜は花持ちも良いという事なので、まだつぼみのユリと同様に、長く楽しめそうです。

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