2023年の初生け 曲線がきれいな雪柳の生け花

2023年の初生け。

 

2023年第一回目の花材は大好きな雪柳です。

 

 

お花の紹介

雪柳

主になる枝物は雪柳です。

 

年間通じて生け花で使用される雪柳ですが、この時期のお花が咲いている雪柳は可憐です。

 

初夏のグリーンの雪柳の葉はイキイキとしたイメージ。

 

秋の紅葉した雪柳の葉の風情のある表情。

 

それぞれの時期に美しさがある枝物です。

 

 

 

 

アイリス

新年のお花としても生けられることの多いアイリス

 

澄んだ綺麗な青が特徴です。

 

 

 

 

なでしこ

サブのお花には、なでしこ

 

 

 

小菊

そして小菊です。

 

今回のお花の色味は、赤・青・黄色ですが、控えめな印象のお花ですので、派手派手しくならずスッキリとまとまりそうです。

 

 

 

花器を選ぶ

雪柳は曲線が美しいお花です。

 

雪柳の持つ曲線が際立つように横長のデザインに仕上げたいと思います。

 

そこで選んだのがこちらの花器。

黒の四角い花器

漢字の『回』の字の様な形の黒の花器です。

 

今回は、こちらの花器に横長の作品を入れていきたいと思います。

 

 

 

お花を入れる

今回のように投げ入れ(花瓶に活ける事)でお花を活ける場合には、先ずすることがああります。

 

それは『花留め』を作る事です。

 

花留めとは、花瓶の中でお花がグラつくことなくしっかり留める為に作る花器の中の仕掛けです。

 

花留め

この様に、花器の口元よりやや下に、枝物の使用しない部分などを使い(今回は雪柳)突っ張り棒を作ります。

 

一般的な丸い筒状の花瓶で花器の口が円形の場合は、

花留めを縦横の十字に入れるか、縦もしくは横の一文字に入れる事が多いです。

 

今回の花器の口は長方形ですので、花留めも縦に2本とイレギュラーです。

 

花留めが出来上がれば、お花を入れていきます。

 

 

雪柳とアイリス

先ず雪柳を、次にアイリスを入れます。

 

先程の花留めがあるので、お花が花器の中央部分から出てくるように入れることが出来ます。

 

この時、左右に分かれて出ている雪柳の長さや角度が同じにならないように(左右対称にならないように)入れます。

 

左右対称にも美しさはありますが、自然な感じはしないです。

 

左右を非対称にすることにより動きのある表情を作ることが出来ます。

 

アイリスは、今は蕾ですので細いイメージですが、咲くと上でパッと広がるので、

開花した後はもう少し短くした方がバランスは良いです。

 

 

 

なでしこを入れる

次になでしこを入れます。

 

なでしこは短くカットし、花器の口元付近に入れます。

 

今の状態では、雪柳とアイリスの出発点が異なるので一体感がないです。

 

雪柳とアイリスの、それぞれ足元の空間をつなぐようになでしこを入れて、一体感を出していきます。

 

 

 

小菊を入れる

最後に小菊を入れて完成です。

 

小菊も短くカットして、先ほどのなでしこと同じく全体の一体感を出すように足元に入れていきます。

 

 

 

まとめ

雪柳を使った横長の作品

今回は雪柳の曲線を使った横長の作品を作りました。

 

翌日、短い方のアイリスが開花し中央部分のボリュームが増しました。

 

この作品を活けるポイントは、

左右に入れる雪柳の角度や長さを同じにしない事

お花の足元は一カ所にまとめる事、の2点です。

 

メインの線となる雪柳の枝が左右対称だと、安定したずっしりとした印象になります。

 

左右を非対称にすることにより、動きのある軽やかな作品になります。

 

お花の足元を一カ所にまとめる事で、そこを出発点とした左右への広がりがより強調されます。

 

もちろん今回も、後方にも短いお花を入れ、

お花を前が低い階段状に並べない、というのもとても大事です。

 

今回のように、厚みが少ない花器の場合は平面的になりやすいです。

 

後方にも短いお花を入れると、奥行きが感じられるようになり、お花がイキイキとします。

 

後方に短いお花がある事で、前にあるメインのお花は(今回ならアイリス)がよりくっきりと

印象付けられます。

 

 

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