お花をグループに分けて活ける。ユーカリのいい香りのする生け花

今週の定期配達のお花も、先週に引き続き『いい香りの生け花』です。

 

いい香りに癒されながら、気持ちよくお花を活けることが出来ました。

 

 

お花の紹介

カンガルーポー

まず、メインのお花は、カンガルーポーです。

 

スウェードかベルベットのような手触り。

 

ポー(paw)、は英語で動物の足。

 

つまり、『カンガルーの足』という名前のお花です。

 

確かに、カンガルーの前足を思わせるような、ユニークな形のお花ですね。

 

原産国は、オーストラリアです。

 

質感も面白く、形も独特ですので、とても創作意欲の湧くお花です。

 

 

 

ユーカリ

続いては、枝物であり葉物としても使える、ユーカリです。

 

枝を少し動かすだけで、とてもいい香りが辺りに漂います。

 

 

 

スプレーストック

1つめのお花は、スプレーストック カルテットです。

 

スプレーストックの『スプレー』とは、『スプレー咲き』の事で、

途中で枝分かれしている咲き方のお花を指します。

 

有名なところでは、

スプレーバラ

スプレーバラ

 

 

スプレーカーネーション

スプレーカーネーションなどがあります。

 

 

 

1輪咲きのバラ

これらは、1輪で咲くタイプのバラカーネーションに対して

スプレー咲きであるという事を表しています。

 

 

 

トルコキキョウ

ですから、元々枝分かれして咲く種類しかないお花、例えばトルコキキョウに対しては、

スプレー咲きとは言いません。

 

 

話がそれてしまいましたので、お花の紹介に戻ります。

かすみそう

2つ目のお花は、かすみ草です。

 

お花にあまり詳しくない、という方でも知っているであろうと思われるほど有名なお花ですね。

 

使い方によっては、野暮ったくなってしまう事もあるお花なので、

注意が必要です。

 

 

 

千日紅

3つ目のお花は、千日紅です。

 

カサカサっとしたドライな質感のあるお花です。

 

今回は2本だけ入っていたので、アクセントとして使えそうなお花です。

 

 

 

花器を選ぶ

今回は、面の大きなお花はなく、小花系ばかりです。

 

更にユーカリの葉っぱもとても小さい。

 

普通に活けると、とりとめのないお花になってしまいそうなので、

小花をまとめて大きなグループを作ろうと思います。

 

そこで選んだのはこちら。

紫のガラス製投げ入れの花器

パープルのグラデーションになっている、ガラス製の投げ入れ花器です。

 

やや横に広がるイメージで、同一のお花でグループを作りながら活けていこうと思います。

 

今回のユーカリのスモーキーな葉の色と、花器のパープルもとても相性です。

 

 

お花を活ける

ユーカリを入れる

まず初めに、ユーカリを入れます。

 

ユーカリも矯めやすい枝物です。

 

今回は、やわらかいカーブを描くように、少し矯めて使用しています。

 

 

カンガルーポーを入れる

次にカンガルーポーを入れます。

 

カンガルーポーは、2本を前後に入れ、正面から見た時に黄色い塊に見えるようにまとめます。

 

 

スプレーストックを入れる

続いて、スプレーストックを入れます。

 

スプレーストックは、枝分かれしているところで切り分けて、

こちらもクリーム色の塊に見えるようにまとめます。

 

 

 

かすみ草を入れる

スプレーストックの右横にスペースが欲しいので、ユーカリの角度を水平に近づけた後、

空いたスペースにかすみ草を入れます。

 

今回は小花が多いので、かすみ草を長いままふんわりと入れると、

全体にごちゃごちゃした印象を与えてしまうので、やや短めにカットし、ぐっと下の方にまとめます。

 

 

千日紅を入れる

最後にアクセントとして、千日紅2本を散らして出来上がりです。

 

 

 

まとめ

今回は、小花&細かい葉っぱという組み合わせでした。

 

大きな面のお花がない場合、ぼんやりとした印象になりやすいですが、

今回はその小さなお花で大きなかたまりを作る事で、

返って印象の強いお花に仕上がったのではないかと思います。

 

この様にお花でグループを作って活けるのも、

印象深いお花を活けるのにとてもいい方法ですので、

是非お試しください。

 

 

 

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