今月から、フローリストいかるがさんにお花をサブスクのスタイルで、月に2回生け花のお花を配達してもらうことにしました。
フローリストいかるがさんは、奈良県の田原本町にあるお花屋さんです。
店長さんのお花の好みがとても素敵なので、
母の日やお誕生日、その他様々なお花のギフトはいつもいかるがさんにお願いしています。
今まで生け花で使うお花は、大手のお花のサブスクを利用していました。
大手のお花のサブスクでは、お手頃なお値段でクセのないお花を組み合わせた、とても飾りやすいお花が届きます。
ただ、少しバリエーションが欲しいと思い、いかるがさんにお花の配達をお願いできないか相談してみました。
というわけで今月から、月額5000円でひと月に2回お花を配達してもらうことになりました。
今まで定期配達をしてもらっていた大手のお花屋さんに月2回、フローリストいかるがさんのお花が月2回、と異なるタイプのお花屋さんのお花を使用することで、
より変化に富んだ生け花が楽しめるのではないかと思います。
お花の生け方や細かな部分は、動画でもご確認いただけます。
上部にリンクもありますので、併せてご覧ください。
お花の紹介
まず枝物は石化柳です。
多分、これからフローリストいかるがさんのお花を使った生け花の際には頻繁に登場するのではないかと思います。
ピンクッション。
その名前の通り、針山のような見た目のお花です。
蝋細工のようなツヤと張りのある、いわゆるお花っぽくないタイプのお花です。
お花の日持ちもいいです。
ユーカリ銀世界です。
細い茎で矯めやすく、とても扱いやすかったです。
アンスリウムです。
アンスリウムも、いかるがさんのお花の回にはよく出てくるのではないかと思っています。
谷渡りエメラルドウェーブです。
この品種は初めて知りました。
通常の谷渡りは、比較的大きな葉物です。
このエメラルドウェーブという品種はとってもコンパクトで、こちらお非常に使いやすかったです。
葉っぱもつやつやして、強め波打った葉の形もキュートです。
今回はこれら5種類のお花を使います。
花器を選ぶ
今回は、石化柳の曲線を妨げたくないので、長めに使います。
お花にもボリュームがあるので、大きめの花器を使い、大きな作品に仕上げようと思います。
選んだのはこちらの花器。
白のトーチ型の花器です。
写真ではわかりづらいですが、この花器は高さが47㎝ほどあります。
一般的な花瓶は25㎝前後なので、とても背の高い花器です。
上部で広がている形ということもあり、ボリュームのある花材を活けるのに適しています。
お花を入れる
先ず、石化柳を入れます。
曲線の形が面白いので、あまりカットせずに長いまま使います。
力強く立て気味に挿します。
次にユーカリを入れます。
今回のユーカリは、茎も細くしなやかですので、軽く矯め花器の口元から流れ出すようなラインを作ります。
この時点でユーカリはすべて使わず、数本残しています。
その次に、ピンクッションを入れます。
ピンクッション、1本目はやや長めにカットします。
最初に入れた石化柳だけが独立してしまわないように、程よい長さで石化柳に沿わせます。
次に2本目は、比較的短くカットし、花器の上部にこんもりとした塊を作っていきます。
それからアンスリウムを入れます。
アンスリウムは3本あるので、それぞれの長さや角度、向きが重ならないように変化をつけて入れます。
そして谷渡りを入れます。
谷渡りも3本あるので、アンスリウムの近くに入れます。
アンスリウムの個性を埋没させないように、アンスリウムより少し控えめに入れるとお互いに主張しすぎないで上手くまとまります。
最後にユーカリを上部に追加して、完成です。
まとめ
正面から見たところです。
石化柳、ユーカリと、とても動きがあります。
床面からは130㎝ほどある非常に大きな作品に仕上がりました。
詳しい手順や細かな立体感などは、動画で見て頂くとわかりやすいかと思います。
上部に動画がございますので、併せてごらんください。
もうすぐ敬老の日。
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