今回は新しく購入した花器を使って初めてお花を活けます。
今までに持っていない形なので、どんなふうに使うか楽しみです。
上部には動画もございます。
細かい箇所等は動画の方が分かりやすい部分もございますので、併せてご覧ください。
お花の紹介
今回は枝物はありません。
メインに使うのがこちらのニューサイランです。
長さがある直線的な植物なので、折ったり、まるめたり、ねじったり、割いたり、ホッチキスで留めたり…と色々な形に変化させて使うことも出来ます。
スモークツリーです。
その名前の通り、スモークが焚かれているようなふわふわとした姿が特徴です。
メインのお花はLAリリーです。
まだ蕾ですが、このくらいほころんでいる蕾の場合、初夏のこの時期なら数日で開花するかと思います。
カンパニュラです。
ベルのようなお花が直線的に並んで咲くお花です。
小菊です。
今回は、これら5種類のお花を使って、作品を作ります。
花器を選ぶ
今回使うのはこちらの花器。
筒状の横長花器です。
作品も花器と同じく、横長に仕上げようと思います。
お花を活ける
まず、スモークツリーを入れます。
花器と同じくらいの長さにカットしたスモークツリーは、葉っぱを全て取り除きます。
ギリギリ床に付かないような斜めの角度に入れます。
次にニューサイランを入れます。
ニューサイランは割いたり折ったりして使うことも出来ますが、今回は花器の横長に合わせて直線を強調するように入れます。
1本目のニューサイランは、花器の2倍近い長さにし、こちらも同様に床に付かないような角度で入れます。
2本目のニューサイランは、1本目より少し短くカットし、少し斜めに上がるように挿します。
続いて、カンパニュラを入れます。
カンパニュラは葉っぱを全て取り除きます。
そしてスモークツリーのモクモクしている間からお花が顔をのぞかせるように入れます。
いずれも出来るだけ床面に近い角度で入れて、横長感を出します。
その次にLAリリーを入れます。
LAリリーは茎の上部で枝分かれしてその先にお花が付いています。
その枝分かれしている部分のすぐ下でカットし、こちらも床面に近いところにお花を配置します。
今は蕾ですので床には付きませんが、お花が開花した時に花びらが床に当たらないように気を付けます。
最後に小菊と残っていたカンパニュラを入れます。
写真では分かりづらいですが、先に入れたカンパニュラとLAリリーの間に小菊が入っています。
小菊は枝分かれしていることろで切り分け、こちらも短くカットして使います。
残っていたカンパニュラは、先に入れたカンパニュラと自然につながって見えるように挿します。
完成です。
まとめ
翌日、LAリリーが開花しました。
この作品を活けるポイントは、
横長の作品なので、高さは出さないこと。
お花が床面に付かないギリギリのところでお花を留めること、の2点です。
床面にお花が接するように、または床面を使ってお花を活けることもあります。
今回は床面を使って活けているのではなく、低い位置でお花を活けているので、床面にお花が付いていると緊張感がなくなります。
低い位置で直線のがキリリと入った生け花ですが、
今回は、スモークツリーがいい味を出しています。
もうすぐ父の日。おすすめのお花はこちら⇩⇩⇩⇩⇩