お盆のお花とネイティブフラワー

暑いです。

 

私の住んでいるところでは、昨日の気温は35℃まで上がったみたいです。

 

今日も本当に暑い。

 

今週の定期配達のお花は、暑い時期にお花屋さんでよく見かけるネイティブフラワーと、

お盆のお花、という組み合わせです。

 

 

お花の紹介

パンパスグラス

主になるお花は、パンパスグラスです。

 

パッと見ただけでは、棒に見えますね(笑)

 

このままで使うわけではありません。

 

棒の部分を触ってみると、先端の方は内側がフワッとしていて弾力があります。

 

根元に近い方は硬く、手で触ってもカチッとしています。

 

フワッとしている部分は、皮を剥ぐと中に穂が隠れています。

 

お花屋さんでも、この『棒』の状態で販売されていますので、

ご自宅で飾る時にはこの皮を剥ぐ必要があります。

 

慣れるまで少し難しいので、簡単に解説します。

 

 

パンパスグラスの穂の出し方

まず、花ばさみやフローリストナイフで皮に横向きに切り込みを入れます。

 

 

 

パンパスグラスの穂の出し方

次に、その切り込みから先端方向に向けて刃先を滑らせます。

 

 

皮は何層かになっているので、丁寧に剥いていくと中から穂が出てきます。

パンパスグラスの穂

輝くような白っぽいシルバーの穂で、ススキなどの他の穂に比べると非常にボリュームがあります。

 

皮を剥ぐときに気を付けたい事は、根元に近い方まで剥きすぎない、という点です。

 

先に述べたように、先端のふかふかしている場所は中に穂が入っていますが、

根元に近い方の硬い部分は茎です。

 

ですから根元に近い方まで剥いてしまうと、穂が折れてしまいますので注意しましょう。

 

という私も、今までに数回折っています(笑)

 

 

ひまわり

メインのお花はひまわりです。

 

品種までは分かりませんでしたが、花びらがオレンジ系の中輪のひまわりです。

 

 

ほおずき

アクセントには、ほおずきです。

 

主になるお花のパンパスグラスや、このほおずきはお盆に飾られるお花です。

 

 

リューカデンドロン

こちらもアクセントになるお花、リューカデンドロンです。

 

バラやガーベラの様なお花らしいお花とは少し趣の異なる、野性味があり個性のあるお花です。

 

近年お花屋さんでも人気のある『ネイティブフラワー』

もしくは『ワイルドフラワ―』と呼ばれるグループの代表的なお花です。

 

ネイティブフラワーとは、南アフリカやオーストラリアなど南半球原産のお花の総称です。

 

力強そうな外観の通り、お花も非常に長く持ちます。

 

特に暑い季節にも他のお花に比べると傷みが少ないので、

夏場に重宝されるお花です。

 

 

ドラセナ ゴッドセフィアナ

葉物は、ドラセナ・ゴッドセフィアナです。

 

 

 

花器を選ぶ

パンパスグラスをどのように使うかにより、

仕上がりの形は大きく変わってきます。

 

今回は、パンパスグラスを曲線として使用しようと思います。

 

そこで選んだのがこちら。

白い三日月型の花器

白い三日月型の花器で、中に剣山を入れて使用する深型の水盤です。

 

パンパスグラスで曲線を作るので、仕上がりはあまり大きくはなりませんが、花器との一体感が出る作品になりそうです。

 

 

 

お花を活ける

花器の向きを変える

ただし今回は、花器をこちら向きに使用します。

 

 

ほおずきを活ける

まず、ほおずきから活け始めます。

 

 

パンパスグラスを活ける

次にパンパスグラスを活けます。

 

パンパスグラスは、くるっとまとめてワイヤーで固定しカーブを保ちます。

 

ススキとは違い、穂の中心に硬い軸があるので、曲線は作りやすいです。

 

 

ひまわりを活ける

その次にひまわりを入れます。

 

今回は主張の強いお花がたくさんあるので、ひまわりも色を見せるようなイメージで、姿がはっきりと見え過ぎないように入れています。

 

 

リューカデンドロンを活ける

向かった右側にお花が多いので、左側にリューカデンドロンを入れてバランスをとります。

 

 

 

ゴッドセフィアナを入れる

最後に葉物、ドラセナ・ゴッドセフィアナを入れて完成です。

 

ドラセナも左側に多めに入れて、左右のバランスを保ちます。

 

 

まとめ

お盆のお花ネイティブフラワー

 

イメージも原産地も全く異なるお花の組合せですが、

夏が似合うお花という点では共通しています。

 

個性の強いお花同士の組合せですが、

お花を主張させ過ぎず、色や活け方の面白さを楽しめる面白いお花に仕上げることが出来ました。

 

 

 

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