花なすを使用した生け花

お花屋さんで働いている時に、『よく受ける質問』がいくつかありました。

 

今回のメインの花材については、

「これって食べられますか?」という質問でした。

 

今回のメインの花材は、秋の定番花材、花なすです。

 

 

お花の紹介

花なす

まず、今回のメインの花材、花なすです。

 

秋に行われる生け花展や、アレンジメントの作品展で非常によく見かける枝物です。

 

ちょうどプチトマトくらいのサイズの実がリズミカルに並んでいる、とてもかわいらしい枝物です。

 

我が家でも、私が活けていると、子供たちは興味津々。

 

予想通り、

「食べられるの?」と聞いてきました。

 

答えは、鑑賞用なので食べられません。

 

 

リンドウ

サブのお花に、リンドウ

 

こちらも非常に秋らしいお花です。

リンドウ

リンドウといえば、青色を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、こちらのピンクも定番の色です。

 

 

スプレーマム

添えるお花には、スプレーマムです。

 

 

スモークグラス

ニュアンスを出すのに効果的な、スモークグラスも入っています。

 

これだけを単体で見ると、特にインパクトがあるお花ではありません。

 

しかし、生け花でもアレンジメントや花束のなかでも、お花同士をつないだり、空気感や動きを出したりというとても大きな役割を果たすお花です。

 

 

ドラセナ

葉物には、ドラセナです。

 

お花屋さんで扱うドラセナは非常に種類が多いので、この種類は「青ドラセナ」と言っていました。

 

 

花器を選ぶ

花なすは、その日の柄ぶりにより、直線的な時と曲線の多い時とがあります。

 

今回は、直線的な枝ぶりでしたので、低めに打ちあがる『仕掛け花火』をイメージして活ける事にしました。

 

そこで選んだのがこちら。

半球形の花器

半球形の花器です。

 

中に剣山を入れて使用します。

 

花器から立ち上がるように直線をキレイに見せることが出来る花器です。

 

 

お花を活ける

花なすを活ける

まず、花なすを活けます。

 

2本入っていますが、1箇所から立ちあげるように、足元は細く活けます。

 

 

リンドウを活ける

次に、リンドウを活けます。

 

リンドウも2本入っています。

 

2本の花材を活ける時は、その2本をあまり離して活けると統一感のないバラバラしたものになりがちです。

 

『前と後ろ』や、『右と左』というように別々のところに入れるのではなく、ある程度近くに配置した方がまとまりやすいです。

 

ただし、強弱や高い低いなどのメリハリをつけるのを忘れないようにしましょう。

 

 

スプレーマムとドラセナを活ける

続いて、スプレーマムを活け、ドラセナも入れます。

 

(スプレーマムを入れた直後の写真を撮るのをわすれてしまいました。)

 

今回、ドラセナには長さが必要ではありませんので、

茎から葉っぱの出ている根元でカットし葉っぱだけの状態にし、何枚かはくるりと巻いてホッチキスで留めています。

 

表情も面白くなりますし、足元にもボリュームが出ます。

 

 

スモークグラスを活ける

最後に、スモークグラスをふんわりと入れて、完成です。

 

 

まとめ

秋の生け花は、シックな色遣いの物もありますが、

今回の花なすの様な鮮やかな朱色をふんだんに使う事も多いです。

 

そこに秋の澄んだ空気を通ってくる、明るい太陽の光の様な黄色を合わせると、秋らしい軽やかな空気感が表現できます。

 

これから涼しくなってくるので、お花の持ちが良くなってきます。

 

面白い花材も出てくる時期なので、生け花を楽しむにはぴったりの季節の到来です。

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