今週のお花の定期便。チューリップ・スイトピーの春らしい配色の生け花

ここ数日、暖かい日が続いています。

 

寒がりの私も、今日はマフラーなしで出かけることが出来ました。

 

そんな今日のお天気にぴったりのお花が、本日のお花の定期便で届きました。

 

 

お花の紹介

キブシ

まず枝物はキブシです。

 

このつぶつぶしているところはつぼみです。

 

咲くとこんな感じです。

キブシ

 

お部屋の温度にもよりますが、切り花でこのくらいの状態のつぼみの場合、お花が咲くのにまだまだ時間がかかります。

 

昨年もこの時期にキブシを使った生け花を活けました。(昨年の作品はこちら。)

 

一緒に活けるお花を何度か入れ替え、2カ月近く楽しめたと記憶しています。

 

その時は、キブシのお花も綺麗に咲きました。

 

これから徐々にお部屋も適度に暖かくなってくるので、今年も上手く咲いてくれるのではないかと期待しています。

 

 

チューリップ

メインのお花は、チューリップです。

 

お花には、年間通じて流通しているお花と、

ある一定の時期にしか流通しないお花とがあります。

 

チューリップは後者、ある一定の時期にしか流通していないお花です。

 

しかしながら、流通時期は一般に思われているより早く、

11月中旬から3月いっぱいまでです。

 

切り花の世界では、まだまだ寒い時期がチューリップの季節なのです。

 

 

スイトピー

サブのお花は、スイトピーです。

 

こちらも先ほどのチューリップと同じく、

ある一定の時期にしか流通しないお花です。

 

流通時期もチューリップとほぼ同じなので、一緒に活ける事も多い花材です。

 

 

ソリダスター

添えのお花は、ソリダスターです。

 

ピンクや紫系のお花と一緒に活けると、春らしさが一気に広がります。

 

 

ドラセナ ゴッドセフィアナ

葉物は、定番のドラセナ ゴッドセフィアナです。

 

 

花器を選ぶ

今回は枝物には長さがあり、お花にはあまり長さがありません。

 

バランスよく活けるには、投げ入れの方がよさそうです。

 

そこで選んだのは、こちら。

黒の投げ入れの花器

漢字の『回』という字の様な黒い花器です。

 

 

お花を活ける

キブシを活ける

まずは枝物、キブシを活けます。

 

枝物は、お花以上に個々の特徴があります。

 

今回も1本はほっそりとしていてつぼみは少なめ。

 

もう1本はややしっかりとした枝ぶりにつぼみも多め。

 

曲線具合も違います。

 

枝ぶりの個性をしっかりと見て、長さと角度を決めて行きます。

 

 

チューリップを活ける

次にチューリップを活けます。

 

今回のチューリップは、2本とも割とまっすぐな枝ぶりでした。

 

表情をつけにくいので、長さに違いを付けています。

 

向かって左側のチューリップは、奥の方に配置し短く活けています。

 

奥の方に短いお花を置くことで、立体感も出てきます。

 

 

スイトピーを活ける

次にスイトピーを活けます。

 

お花を活ける時、同種類のお花をある程度まとまった位置に活ける事があります。

 

この辺りがチューリップのグループ、この辺りはスイトピーのグループ、というように。

 

今回も、スイトピーはある程度左の方にまとめて活けました。

 

まんべんなく均等にお花を配置する活け方に比べると、

メリハリのきいた主張のしっかりとした作品が出来上がります。

 

 

 

ドラセナ を活ける

次に、葉物のドラセナ ゴッドセフィアナを活けます。

 

1つ上の写真と比較すると、お花がくっきりはっきりとしているのがよく分かると思います。

 

生け花をするにあたり、葉物は非常に重要な役割を果たしています。

 

単なる添え物ではないのです。

 

 

ソリダスターを活ける

最後にソリダスターを入れて、完成です。

 

ソリダスターは、枝分かれしているところでカットし、茎1本ずつに分けます。

 

それをスイトピーの周辺部分に入れていきます。

 

お花の紹介のところでも述べたように、ピンクや紫のお花の間に黄色が入る事で、

一気に春らしさが増しました。

 

 

まとめ

今回もチューリップスイトピーというような非常に春らしい花材の生け花です。

 

春と言えばピンクを思い浮かべがちですが、

そこにわずかな黄色が入る事で、より春らしさが増します。

 

ピンクに少しの黄色。

 

お花をご自身でチョイスして活ける時の配色の参考に是非してみて下さい。

 

最近暖かいなぁ、と思っていたら、

庭のアジサイに新芽が出ていました。

アジサイの新芽

春はもうすぐ。

 

 

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