今回はフローリストいかるがさんに配達してもらった印象的な緑色のお花を使った、春の生け花です。
フローリストいかるがさんは、奈良県の田原本町にあるお花屋さんです。
店長さんのお花のチョイスがとても素敵なので、母の日や誰かのお誕生日などお花のギフトが必要な時にはいつも利用させてもらっているお花屋さんです。
昨年の9月から、このフローリストいかるがさんに月に2回生け花用のお花を配達してもらっています。
お花を活ける動画もございます。
細かなところや立体感などは、動画で見て頂くと分かりやすいかと思います。
上部のリンクより、動画も併せてご覧ください。
お花の紹介
青文字です。
グリーンのつぶつぶしているのが蕾で、今は蕾の状態です。
少し蝋細工のような質感の黄色いお花が咲きます。
開花すると、蕾の時とはまた異なった魅力があります。
ラナンキュラスです。
ラナンキュラスといえば、パステルカラーの薄い花びらのお花という印象があります。
このグリーンのラナンキュラス、品種までは分かりませんでしたが、よく見かけるラナンキュラスよりも少し花びらにも厚みがありしっかりした印象があります。
今回のお花の中で唯一の色のあるお花、スカビオサです。
グリーンの中でとても映えそうです。
葉物には、イタリアンルスカス。
そしてミスカンサスです。
今回は、これら5種類のお花を使います。
花器を選ぶ
今回は、こちらの波型の黒の横長水盤に生けます。
剣山は左右の端にそれぞれ1つずつ置いてあります。
お花を活ける
先ず青文字を入れます。
1本の青文字を適度なところで切り分けます。
枝分かれしているところで組むように、2本をクロスさせます。
次にラナンキュラスを入れます。
茎がクロスするように挿します。
左側にお花が欲しければ右側の剣山に挿し傾けて入れる、
右側にお花が欲しければ左側の剣山に挿し傾けて入れる、という具合です。
お花の茎の長さや、お花を挿す角度が重複しないように、長さや角度に気を付けて入れていきます。
何本かの短いお花を後方に挿すことで、さらに変化に富んだ面白さが出ます。
そのあと、イタリアンルスカスを入れます。
イタリアンルスカスも出来るだけクロスさせるように斜めに挿します。
青文字の枝の足元のスカスカしたところをカバーし、同時に剣山も見えなくします。
スカビオサを入れます。
スカビオサも枝をクロスさせて挿します。
そしてラナンキュラスの時と同様に、お花の角度や長さが同じにならないように気を付けて挿します。
最後にミスカンサスを3~5本打つ纏めて挿します。
後方から前方に、またはサイドに流すように挿して完成です。
まとめ
今回は、グリーン系のお花を中心とした春の生け花です
グリーンのお花は案外種類も豊富で、お花っぽくはないかもしれませんが味わい深いお花が多いです。
グリーン系のお花を活ける時は、他の色のお花はできるだけ絞ってグリーンの濃淡をみせるとカッコいい仕上がりになります。
上部には動画のリンクもございます。
細かなところや立体感は動画でも分かりやすいかと思いますので、併せてご覧ください。
3月3日はひな祭り。桃のお花の生け方に迷ったら、こちらも⇩⇩⇩⇩⇩⇩