春の生け花の楽しみの1つに花木を活ける事があります。

 

お花の咲いている枝物は、それだけでも華やかです。

 

そして、生き生きとした生命力も感じることが出来ます。

 

今週は、春の花木の代表的なものの1つ、雪柳を使った生け花です。

 

上部には動画もございます。

 

細かなところや立体感は、動画で見て頂いても分かりやすいのではないかと思います。

 

上部のリンクより併せてご覧ください。

 

 

 

お花の紹介

雪柳

メインの枝物、雪柳です。

 

真っ白な細かなお花がぎっしりと詰まっていて、とても明るい作品に仕上げることが出来ます。

 

細い枝なので、軽やかな動きも感じられます。

 

 

 

 

菜の花

こちらもはるの訪れを告げるお花、菜の花です。

 

明るい黄色が作品に入る事で、春らしい日差しを感じさせます

 

 

 

 

スカビオサ

スカビオサです。

 

細い茎の割には大きめのお花なので、生けると動きが出ます。

 

 

 

 

カーネーション

カーネーションです。

 

個人的には、もう少しくすみカラーのカーネーションの方が、今回のお花には合うのではないかと思うのですが。

 

 

 

 

スターチス

スターチスです。

 

カサカサっとしたドライな質感のお花です。

 

 

 

 

ドラセナ

葉物は、ドラセナです。

 

 

今回は、これら6種類のお花を使って生けたいと思います。

今回の花材

 

 

 

花器を選ぶ

花器

今回は、シンプルに四角柱の花器。

 

中には、ワイヤーで作った花留めを入れます。

 

花留め

100均などでも手に入るワイヤーを、適度な長さでカットします。

 

花器の直径に合わせて、ボール状に丸めます。

 

花器の口元からはみ出ないように、内側に沈めます。

 

 

 

お花を活ける

雪柳を入れる

先ず、雪柳を入れます。

 

先ほど作った花留めが花器の中に入っていることで、

雪柳の枝がくるくると回ったり、直立しすぎたり、倒れすぎたりすることなく、思った位置に固定できます。

 

1本目は手前に傾斜させて、2本目はやや後方に立てて入れます。

 

大きな流れから外れる、飛び出した小枝は付け根から切り取ります。

 

後に使うので、置いておきます。

 

 

 

 

ドラセナを入れる

次にドラセナを入れます。

 

ドラセナは葉っぱを1枚にずつ取り外しバラバラにします。

 

そのうちの数枚は、くるっと丸めてホッチキスで留めます。

 

葉っぱだけだと平面的ですが、丸めることで立体感が出ます。

 

先にそのうちの2本だけ使い、花器の口元をカバーします。

 

 

 

菜の花を入れる

菜の花を入れます。

 

この角度からの写真では分かりづらいですが、長さと角度を変えて2本入れます。

 

菜の花の茎はやや太めなので、花器の中にスペースのある早い段階で入れておく方が入れやすいです。

 

 

 

 

カーネーションを入れる

それからカーネーションを入れます。

 

自分でお花を選ぶときは黄色と赤のお花を一緒には使わないです。

 

個人的な好みですが、少し派手になりすぎる気がするからです。

 

もしこれらの色を一緒に使うときは、少し離したり、間に葉物などを挟んだリすると

派手さが和らぎます。

 

今回は、春らしさを出すために、赤い色は少し控えめにしたいので、

カーネーションは短めにカットし、花器の口元付近に配置します。

 

 

 

 

スターチスを入れる

スターチスもカーネーションより低い位置に使います。

 

枝分かれしているところで切り分け、お花とお花の間に差し込みます。

 

後方にも手前より短めにカットした枝を入れます。

 

後方に短いお花が入る事で、立体感が出ます。

 

 

 

 

ドラセナを追加する

更にドラセナを追加します。

 

先ほどのようにくるっと丸めてホッチキスで留めるものだけだと平坦になるので、そのままの葉も入れます。

 

少し長さのある葉ものが入る事でメリハリが出ます。

 

 

 

 

スカビオサを入れる

それからスカビオサを入れます。

 

スカビオサは、細い茎の上に茎の割に大きめのお花が広がっているので、動きが感じられます。

 

お花の塊の中に埋めてしまうのではなく、少し長さを残して挿すと軽やかさが出ます。

 

 

 

雪柳を入れる

最初に外した雪柳の小枝を、中央のお花の塊の間から所々に飛び出させます。

 

最初に入れた2本の雪柳と、中央のお花の塊を一体化させます。

 

完成です。

 

雪柳の生け花

 

 

 

まとめ

今回は、春の花木の代表の一つ、雪柳を使った生け花です。

 

雪柳は、今回のように花の時期だけでなく、

若葉のころ、紅葉の頃、と季節に応じて楽しむことのできる枝物です。

 

もう少しお花が咲いてくると、もっと白っぽくなり華やかさが増します。

 

細かな部分や立体感などは、動画で見て頂くとより分かりやすいかと思います。

 

上部にリンクがございますので、動画もぜひ併せてご覧ください。

 

 

 

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