今週はガーベラを使った生け花です。

 

枝物のグリーンをたっぷり使い爽やかに仕上げた、初夏にピッタリなガーベラの生け花です。

 

上部には動画もございますので、併せてご覧ください。

 

 

 

お花の紹介

イボタの木

枝物のイボタです。

 

明るい黄緑の葉が5月の爽やかさにピッタリな枝物です。

 

 

 

ガーベラ

メインのお花はガーベラです。

 

標準的なサイズ感の、かわいらしい色合いのガーベラです。

 

 

 

 

アルストロメリア

合わせるのは、アルストロメリアです。

 

アルストロメリアは色の展開が豊富です。

 

今回の白系の他にピンク系、イエロー系、オレンジ系、赤系、紫系、ミックスなど様々です。

 

白系のアルストロメリアは、他のお花とも合わせやすくとても使いやすです。

 

 

 

 

ヒペリカム

そして、ヒペリカムです。

 

ヒペリカムは黄色系のお花が咲きますが、切り花ではヒペリカムのお花はあまり観賞用として扱われていません。

 

こちらの赤いのは、お花が終わった後の実です。

 

かわいらしくおいしそうな実(実際には食べられません。)ヒペリカムはお花屋さんでもとても人気があります。

 

 

今回はこれら4種類のお花を使い作品を作ります。

今回の花材

 

 

 

 

花器を選ぶ

今回は、少し横長の作品にしようと思います。

 

選んだ花器はこちら。

和風な定番花器

直方体の投げ入れ花器です。

 

ここに横に枝を広げる形でお花を挿していこうと思います。

 

 

 

お花を入れる

今回のように花瓶にお花を活ける時は、先ず最初にすることがあります。

 

花留めを作る事です。

 

口の大きな花器の場合などは特に、そのままお花を入れると、お花を入れたいと思った位置にお花を置くことは難しいです。

 

その時は使わないお花の枝物を使い花器の中に仕切りを作ります。

 

花留め

こんな風に。

 

今回の花器の口はあまり大きくはないですが、花材の分量や、花の茎の太さを考えて上のように縦と横に枝を渡した『十字留め』という形の花留めを作りました。

 

花器の中を仕切ることで、思う位置にお花を固定しやすくなります。

 

花留めが出来ればお花を挿していきます。

 

 

 

イボタを入れる

先ず、イボタから入れます。

 

2本入っています。

 

1本目は長い枝を、手前に傾斜させて入れます。

 

花器の口元よりも葉先が下がるように、少し矯めてから入れます。

 

(この辺りは動画の方が分かりやすいかと思います。こちらのページの一番上に動画もございますのでよろしければご覧ください。)

 

 

 

 

 

ヒペリカムを入れる

次にヒペリカムを入れます。

 

花器の口元を引き締めるように短くカットしたヒペリカムを入れます。

 

 

 

 

 

アルストロメリアを入れる

その次にアルストロメリアを入れます。

 

アルストロメリアは、余分な葉をカットしスッキリさせます。

 

イボタのグリーンを邪魔しないために、アルストロメリアを整理します。

 

今回のはアルストロメリアは枝分かれしているところで切り分けずに、長い1本の状態のままで使っています。

 

 

 

 

ガーベラを入れる

最後にガーベラを入れて完成です。

 

 

 

ガーベラの茎

ガーベラの茎には、1本ずつ個性があります。

 

お花の付き方もまっすぐだったり、少し横を向いていたり。

 

それぞれのお花が一番きれいに見える向きをしっかりと見極めて、挿します。

 

向きと角度が同じにならないように気を付けます。

 

完成です。

 

 

 

 

まとめ

完成

正面から見たところです。

 

イボタの葉は、少し多めに残してあります。

 

グリーンをたっぷり使った初夏のガーベラの生け花です。

 

この作品を活けるポイントは、

横長の作品なので、高さはあまり出さない事、

 

花器の上にこんもりとした塊を作り、長く使った1本のイボタで横長を強調する事、

 

の2点です。

 

今回の作品には真後を向いたお花は入っていませんが、横長で低く活けたお花なので後方も見えやすい為、

後ろに傾けるお花もいくつか入っています。

 

そうすることで、奥行き感のあるより立体的な作品になります。

 

後方のお花の入り方は動画でも紹介していますので、是非ご確認ください。

 

 

 

 

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