今回は、春の人気の花木こでまりの生け花です。

 

チューリップブプレウルムといったグリーンをたっぷり使い爽やかに仕上がりました。

 

上部には動画のリンクもございます。

 

細かな部分や立体感などは、動画でご覧いただくと分かりやすいかと思います。

 

上部のリンクより、是非動画も併せてご覧ください。

 

 

 

 

 

お花の紹介

こでまり

メインの花木、こでまりです。

 

この段階ではまだお花はあまり咲いていませんが、小花が半球形上に集まって咲く、とても可憐なお花です。

 

細くしなやかな枝なので、飾ると枝は少し枝垂れます。

 

その様子もまた風情があります。

 

 

 

 

チューリップ

チューリップです。

 

この段階では色がはっきりとわからないのですが、オレンジ系とイエローが見えるので、複色系だと思います。

 

 

 

 

 

カーネーション

カーネーションです。

 

 

 

 

リューココリーネ

アクセントにはリューココリーネ

 

細い茎の先端に、パープルのお花が放射状に咲きます。

 

リューココリーネも茎は柔らかくしなやかなので、飾るとお花の重さで少し枝垂れます。

 

動きを出すのに重宝するお花です。

 

 

 

 

 

ブプレウルム

グリーンには、ブプレウルムです。

 

イメージとしては、グリーンのカスミソウのような役割をすることが多いです。

 

カスミソウよりナチュラルでさわやかな印象、といった感じです。

 

 

 

 

 

ブラックリーフ

葉物には、ブラックリーフです。

 

 

 

今回はこれら6種類のお花を使います。

今回の花材

 

 

 

 

花器を選ぶ

今回のようにグリーンたっぷりの春のお花を生ける時のお気に入りの花器を使います。

 

パープルのガラス花器

パープルのガラス花器です。

 

透明のガラス花器はもちろん使いやすいのですが、このようなパープルも案外何色とでも併せやすく、使い勝手がいいです。

 

花材にボリュームがあり、透明ガラス花器だと、少し足元が軽くなりすぎる時などには、このような色付きガラス花器がおすすめです。

 

この花器の色は特にグリーンとの相性がいいので、グリーンがたっぷりある花材の時は頻繁に使っているのではないかと思います。

 

 

 

 

お花を入れる

こでまりを入れる

先ず、こでまりを入れます。

 

1本を枝分かれしているところでカットし、分けて使います。

 

左右に振り分けように使います。

 

この時、左右対称にならないように、枝の長さや角度、ボリュームを調整します。

 

 

 

 

 

チューリップを入れる

次にチューリップを入れます。

 

チューリップは葉っぱの形もチューリップらしさの1つです。

 

今回のチューリップには長さがありますので、切り分ける時に葉っぱを傷つけないようにカットし、葉っぱだけを追加して使っています。

 

また、チューリップの葉っぱには、ハリがあるので、軽くクセを付ける事も出来ます。

 

少し外側に反らせたりすると、動きが出て、表情が豊かになります。

 

(この辺りは動画で見て頂くと分かりやすいかと思います。)

 

 

 

 

ブラックリーフを入れる

この角度の写真では分かりづらいですが、左後方にブラックリーフを入れてあります。

 

ブラックリーフは長さのある葉物ですので、今回は折りたたんで、ホッチキスで留めて使っています

 

丸みのある立体感が出て、ボリュームも出ます。

 

 

 

 

カーネーションを入れる

それから、カーネーションを入れます。

 

カーネーションはわずかな高低差を付けて、左側に纏めて入れます。

 

 

 

 

 

ブプレウルムを入れる

その後、ブプレウルムを入れます。

 

先ほど、『ブプレウルムは、グリーンのカスミソウのような役割』と紹介しましたように、お花の間をふんわりと埋めるように挿します。

 

カスミソウよりナチュラルで、爽やかな印象に仕上がります。

 

枝分れしているところで切り分けて使います。

 

全体を扇形に整えます。

 

 

 

 

リューココリーネを入れる

リューココリーネを入れます。

 

茎は柔らかいので軽く曲線のクセを付け、全体の扇形に沿うような流れを作ります。

 

 

 

 

こでまりを追加する

最後にこでまりの短い枝を追加して完成です。

 

 

 

 

 

まとめ

こでまりの生け花

今回は、春の人気の花木、こでまりを使ったグリーンたっぷりの生け花です。

 

この作品を活けるポイントは、

こでまりが花器に対して左右対称にならないように入れる事、

 

厚みの少ない作品ですが、後方にも短いお花を入れ、凹凸を作る事、

 

の2点です。

 

左右対称にしないことで、より動きが感じられます。

 

後方に短いお花を入れることで、

立体感が生まれ、より躍動感のある作品になります。

 

 

細かな部分や立体感のご確認には、是非動画も併せてご覧ください。

 

 

 

 

 

年度末にお花を贈る際の参考に。

 

 

 

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