すっかり夏らしくなってきた今週は、夏の定番のお花を使った生け花です。
上部には動画もございます。
立体感や奥行きなどの確認に動画も併せてご覧ください。
お花の紹介
主になるのは姫ガマです。
水辺に生える植物なので、涼しげな雰囲気があります。
ひまわりです。
品種は分かりませんでしたが、花びらがレモン色系の明るく爽やかな印象のひまわりです。
スプレーカーネーションです。
イエローのハイブリッド スターチスです。
小花系のハイブリッドスターチスは、可憐な雰囲気があるので、花束やアレンジメントに使っても人気のお花です。
(ハイブリッドスターチスについての記事はこちら。)
葉物にはレザーファンです。
今回はこれらの花材を使ってお花を活けます。
花器を選ぶ
今回は爽やかに、越智らの白の円柱形の花器に活けようと思います。
お花を入れる
先ず、姫ガマを入れます。
1本目は45度くらいの角度で、
2本目は1本目より床面に近い角度で挿します。
続いて3本目は、下向きに入れます。
花器に口元付近で折り目を付け、先端は床面に接するように入れます。
その後、姫ガマの葉を組んで(編んで)いきます。
姫ガマの葉っぱで三角形を作ります。
葉っぱの途中2か所で折り目を付けて、葉先を根元の方に持ってきます。
姫ガマの葉っぱは縦方向に裂けるので、ハサミの先端や爪などで、葉先が通るくらいの小さな切り込みを入れます。
2か所で折り目を付けて葉っぱの根元の方に持ってきた葉先が、葉っぱと重なる部分に切れ込みを入れ、そこに葉先を通します。
葉っぱ部分にたるみや突っ張りが出ないくらいの長さに調整すると、姫ガマの葉っぱで三角形を作る事が出来ます。
三角形の大きさや角度、向きに変化を付けると、形がより複雑になり面白みが増します。
次にひまわりを入れます。
ひまわりやお花の面を斜め上に向けて挿すと、イキイキとした躍動感が出ます。
ひまわり2本も長さや向きが同じにならないように注意します。
その後、スプレーカーネーションを入れます。
スプレーカーネーションは、下の方で枝分かれしている枝は外します。
長いものから順番にひまわりの下に入れていきます。
先程外した枝も、花器の口元付近に足します。
花器の口元に1枚、後方に1枚、レザーファンを入れます。
そして最後に姫ガマの葉っぱを足します。
今度は姫ガマの葉っぱで三角形を先に作り、その後挿していきます。
お花と姫ガマやレザーファンが一体化するように、間を取り待ちます。
完成です。
まとめ
正面から見たところです。
今回はひまわりと姫ガマ、夏の定番のお花を使った生け花です。
姫ガマの葉っぱで三角形を作り、立体的に仕上げました。
人気のお花についての記事も併せてご覧ください。