横長の作品 トルコキキョウとLAリリーの投げ入れ

このところ、日中の日差しは暖かく朝晩は少し冷えるというとても過ごしやすい秋の気候が続いていますね。

 

そのおかげで、我が家の玄関に飾ってある毎週のお花の持ちがとてもいいです。

 

日持ちのするお花だった先週の作品は、まだまだキレイな状態です。

 

今週の生け花はどこに飾ろうかと思案しながらお花を活けています(笑)

 

 

 

お花の紹介

LAリリー

メインのお花は、LAリリーです。

 

オレンジ系の中輪のお花ですが、配達時はまだつぼみです。

 

少し気温も低いので、開花にはあと数日必要そうです。

 

 

トルコキキョウ

サブのお花は、トルコキキョウです。

 

トルコキキョウは、バラと並ぶ主役級のお花として、お花屋さんでも非常に人気があります。

 

咲き方も一重咲きから八重咲やフリルのようにひらひらしたもの、
色も白・ピンク・淡いイエロー・パープル・グリーンなど、

バリエーションがとても豊富にあります。

 

価格はやや高価なものが多いのですが、1本でそこそこのボリュームがあり飾り映えします。

 

今回は中輪サイズのものです。

 

 

 

ヒペリカム

アクセントにはヒペリカムです。

 

こちらもお花屋さんでの人気者です。

 

この赤い部分はお花が咲き終わった後の実です。

 

 

パニカム

あしらいにはパニカムです。

 

本当に細く小さなお花ですが、少しプラスすることで、秋らしい雰囲気を作ることが出来ます。

 

 

ドラセナ ゴッドセフィアナ

葉物はドラセナ ゴッドセフィアナです。

 

 

 

花器を選ぶ

今回は枝物がなく、お花がメインです。

 

これは私の好みの問題なのですが、トルコキキョウの先端の細い蕾の形がとても好きなので、トルコキキョウが作品の先端に来るように使いたいと思います。

 

そこで選んだのがこちらの花器。

 

黒の投げ入れ花器

漢字の『回』の字のような黒の投げ入れの花器

 

花器の厚みは少なく、横に広い形の花器です。

 

この花器にサイドに広げる様な形で、横長の作品を活けたいと思います。

 

 

 

 

お花を活ける

LAリリーを入れる

先ず、LAリリーから入れていきます。

 

一番根元に近いお花が開化した時に、お花が花器の口元に少しかかるくらいの短さにカットします。

 

花器の中央よりも左寄りにLAリリーをかためて入れます。

 

 

 

トルコキキョウを入れる

次にトルコキキョウを入れます。

 

1本の枝をいくつかの枝に分けてから入れます。

 

この時、近い位置で咲いているお花は切り分け、お花同士の距離が適度な間隔になるようにバランスよくカットします。

 

一番長い枝は、水平に近い角度にまで傾斜させて入れます。

 

 

 

ドラセナを入れる

それからドラセナを入れます。

 

適度な位置で切り分け、トルコキキョウの隙間を埋めるように入れます。

 

 

 

 

ヒペリカムを入れる

その後、ヒペリカムを入れます。

 

ヒペリカムは、LAリリーが開花した時に、その花より少し後方に位置するように、

短めにカットします。

 

 

 

 

パニカムを入れる

最後にパニカムを入れて完成です。

 

しっかり見ないと見えないくらい、細く繊細なお花ですが、

右側に位置するトルコキキョウとのバランスが良くなるように、長さを調整します。

 

今回は、横長の作品に仕上げたいので、

パニカムも上方向には向けず、サイドに広げるように入れます。

 

 

 

まとめ

今回は、トルコキキョウとLAリリーを使った横長の作品です。

 

この作品を活けるポイントは、

横長の作品なので、上方向に向けるお花は短くし高さを出さない事

 

同じ種類のお花でグループを作って一体感を出す事、の2点です。

 

『横長の作品にする時は、高さを出さない』というように、

やりたいことをしっかりと絞って活けると、テーマのはっきりとした作品になります。

 

そして今回も、後方にも短いお花を入れて、

お花が前が低い階段状に並ばない様にする、というのもとても重要です。

 

特に今回の様な前後の厚みの少ない作品の場合、

後方の短いお花は意識して入れるようにします。

 

後方にも短いお花を入れる事で、前面のお花がよりくっきりと際立ち、立体的な作品に仕上がります。

 

気温が低いので、開花にはあと数日かかりそうですが、

LAリリーが華やかに開花するのがとても楽しみな作品です。

 

 

人気のお花についてもっと詳しく知りたい方はこちら⇩⇩⇩⇩⇩

 

 

 

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